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#ジョジョ
【ジョジョnote】第6部考察 その② プッチ神父とスタンドの進化
◯起:まずは表層的部分の考察から2-1. プッチの目的もまた「運命からの解放」なのだが…前回述べたように、徐倫を始めとするジョースター家側には、
「DIOとの因縁という運命からの解放」が必要であった。
一方で、プッチ神父の求める「運命からの解放」とは何であろうか?
彼が背負ってしまった大きな業、
すなわち妹ペルラ、弟ウェスにまつわる過去こそが、彼にとっての運命なのだが…
この難問に向き合う前
【ジョジョnote】第6部考察 その① 第6部のテーマとストーン・フリー
1-0. アニメ「ストーン・オーシャン」完結を記念してついに、「ストーン・オーシャン」のアニメも完結しました。
よくぞ、第1部からここまで制作してくれた!
感謝の念に堪えません。
…とはいえ。
「ストーン・オーシャン」のクライマックの展開は、
歴代ジョジョの中でも屈指の難解さで有名だと思います。
そこで今回のジョジョnoteでは、
「ストーン・オーシャン」で荒木先生は何を描こうとしたのか?
【ジョジョnote】第5部考察 構成編 ブチャラティ・チーム その②
E. ブチャラティの容姿① 女性的な髪型
第5部にまつわる「女性的な面」については、
「構成編 ジョルノ・ジョバァーナ その①」
で考察しているので、そちらを参照いただきたい。
② 開いた胸元 = 開襟・他人に心を開く態度 [信頼度: B (それっぽい! 推測)]
ジョルノとブチャラティはどちらも、「胸元がハート型に開いた服」を着ている。
これはこの2人の「開襟する、他人に心を開く態度」を
【ジョジョnote】第5部考察 構成編 ブチャラティ・チーム その③ - 「眠れる奴隷 完全解釈」
H. 「眠れる奴隷」の真意とは? - ブチャラティの「喪服」から読み解く
前回までの考察で、
ブチャラティの「Bruno」という名前には、「喪服」という意味が込められていて、実はブチャラティの死は最初から決まっていたのではないか?
という仮説を立てた。
この仮説によって、何がどう変わるというのだろうか?
僕は、「Bruno = 喪服説」に基づくことで、
「眠れる奴隷」のエピローグに込めら
【ジョジョnote】第5部考察 構成編 ブチャラティ・チーム その①
2-1. ブローノ・ブチャラティここからは、ブチャラティ・チームの面々のキャラクターが、
どのように構築されたのか?を考察していく。
その筆頭となるのが、チームのリーダーであるブチャラティだ。
第5部の主人公は誰なのか?
こう問われた時に、僕ならこう答える。
「第5部の主人公は、ジョルノだ。
だけど、第5部はブチャラティの物語だろう。」
なぜ、読者である僕らは、
主人公であるはずのジョルノを
【ジョジョnote】第5部考察 構成編 ジョルノ・ジョバァーナ その④
1-6. 歴代ジョジョの「戦う理由」
[信頼度: B (それっぽい! 推測)]ここまでのジョルノ考察は、どちらかというと抽象的というか、
キャラクター設定の背景などについて考えてきた。
考えが飛躍しすぎに感じられる部分もあるが、そこは読み手の判断に委ねたい。
今回は、マンガ本編に話を戻し、
歴代ジョジョの「戦う理由」という観点から、
ジョルノ・ジョバァーナというキャラクターの特殊さを考えてみよう
【ジョジョnote】第5部考察 構成編 ジョルノ・ジョバァーナ その③
1-5. 「人を超えたプリンス」① 悪魔のプリンス [信頼度: B (それっぽい! 推測)]
こちらの作品をご存知だろうか?
これは、かの手塚治虫が1974年〜1978年まで週刊少年マガジンに連載していた、
「三つ目がとおる」だ。
(Wikipedia)
(手塚治虫公式サイト)
さて、第5部がこの作品とどのように関係があるのかというと…
この和登(わと)さんというのは、弱虫写楽を支えてくれて
【ジョジョnote】第5部考察 構成編 ジョルノ・ジョバァーナ その②
1-4. 「人としてのプリンス」と「人を超えたプリンス」ジョルノというキャラクターを理解する上で、
最も重要なポイントが「プリンス」だ。
このプリンスというポイント…
正直にいえば4つなのだが、強引に「二重性」に絡めて、次のような形でまとめてみよう。
「人としてのプリンス」
・アーティストとしての「プリンス」
・王子 = 次なる王としての「プリンス」
「人を超えたプリンス」
・悪魔の「プリン
【ジョジョnote】第5部考察 構成編 ジョルノ・ジョバァーナ その①
1-1. ジョルノ・ジョバァーナという人物言わずとしれた本作の主人公、ジョルノ・ジョバァーナ(Giorno Giovanna)。
第5部が始まったときジョルノの設定をまとめると、こうなるだろう。
主人公としては申し分ない始まりである。
しかしながら…第5部を読んでいるときに、次のようなことを感じたことはないだろうか?
・ジョルノって、ジョジョの主人公の中では影が薄い気がする…
・ジョルノって、
【ジョジョnote】第5部考察 前書き
ここから、僕が最も愛読する
「ジョジョの奇妙な冒険 第5部 黄金の風」
の考察を書いていきます。
ジョジョの説明は言わずもがな、ということで割愛しますが…
第5部は、荒木飛呂彦先生の「ジョジョの奇妙な冒険」の5つ目の物語で、
集英社の週刊少年ジャンプにて1995年52号〜1999年17号まで連載されていました。
単行本にして、47巻の途中から63巻までの約16冊。
長さとしてはジョジョの中で5番
【ジョジョnote】第4部考察 その⑤ JOJOVELLERを読んで
9. 追記
9-1. JOJOVELLERを読んで
第4部考察を書いてからしばらくたち、第5部の考察も少しずつ進めている。
第4部については、「マンガの中に描かれていること」に重点を置いて書いた。
一方で、第5部については、ただマンガの内容を考えるだけじゃなく、
・どうしてこうゆう着想に至ったのだろう?
・どうしてこうゆう展開にしたのだろう?
というところまで考えたいなぁ…と思い、色々資料
【ジョジョnote】第4部考察 その④ バイツァ・ダスト考察
7. バイツァ・ダストについて第4部の考察最難関は、バイツァ・ダストだ。
これをきれいに解説しきることは正直無理なのだが…
バイツァ・ダストにまるわる疑問と、勘違いしてしまう部分を見直しながら、その全体像を考えてみたい。
7-1. バイツァ・ダストの謎とよくある勘違い
まずは、謎を並べてみよう。
・謎① バイツァ・ダストが発動したときには何が起きているのか?
・謎② 早人が死んだという「
【ジョジョnote】第4部考察 その③ 承太郎考察
6. シンボルの謎(第4部続き・承太郎考察)
シンボル問題の本丸、それは承太郎だ。
承太郎は、第4部の中でかなり劇的にコスチュームを変えている。
(↑これ自体、どれくらい気づかれているのだろうか?)
まずは変遷をたどってみよう。
・初登場時「空条承太郎!東方仗助に会う」(コミックス29巻、文庫版18巻)
白い服に、帽子の「J」と「ハートに手」
↓
・「狩り(ハンティング)に行こう! その①