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紅葉だけじゃない!養老渓谷のついで旅モデルコースや見どころスポット

大多喜町は東京から、東京湾アクアラインを使って2時間ほどで行ける観光地。最近では養老渓谷の紅葉が人気で、秋には多くの観光客が訪れます。

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しかし付近の観光地について知っている人は少ないのではないでしょうか?そこで今回は大多喜城のモデルコースや、養老渓谷付近で楽しめるスポットについて紹介します。

まずは養老渓谷を知るべし

養老渓谷の回り方やガイドマップについては、養老渓谷の公式サイトがおすすめです。限定のイベントや、ライトアップの時間などチェックしてから行くとより養老渓谷を楽しめます。

養老渓谷は、特に秋から冬にかけてまさにベストシーズンです。紅葉が綺麗なスポットとしておすすめです。一般的に、紅葉は10月から11月といわれていますが、養老渓谷のベストシーズンは12月だって知ってましたか?

これは、地元の方でないとわからないです。普段から近くで見ている人の意見は本当に貴重です。

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歩くと澄んだ川と紅葉のコントラストが絶妙です。川沿いをゆっくりと散策しながら歩くといいですね。きっと皆さん気に入ると思います。男同士でも、親子同士もいいですね。養老渓谷は、四季折々の色々な顔を見せてくれます。

養老渓谷から歩いて回れるスポット

養老渓谷のから歩いて回れるスポットを紹介します。

養老渓谷から歩いて①箱根神社

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神様は『品陀和気命』(ホムダワケノミコト)です。ホムダワケノミコトは、第15代天皇『応神天皇』のことです。応神天皇は、父『仲哀天皇』、母『神功皇后』の間に生まれた第四皇子です。ざっくり言うと、卑弥呼の時代のお話ですね。

「あれ、邪馬台国って、西日本にあったはずじゃ?」と思われると思いますが、読み方によるとその時代の人にまつわる神社は日本各地にあるんです。

またこの箱根神社、昔は村民が結婚するときに新婦が結婚の挨拶に必ず訪れる風習があったパワースポットです。少し高台にあるので見晴らしもよく、紅葉が綺麗に見えそうなおすすめスポットです。

養老渓谷から歩いて②素掘り二重式トンネル

養老渓谷付近では良く見かける観光スポット「素掘り二重式トンネル」です。正直写真を見るだけでは、「え?二階建て?どうやって車通るんですか?不思議すぎて想像がつかない。」って感じですよね。

素掘りトンネルとは、「むき出しの岩がそのまんまになっているトンネル」のことです。房総半島に多くあるそうです。

「素掘り二重式トンネル」は上のほうが「素掘り」になっており、下の部分は比較的きれいなトンネルの形をしています。

そこでこの集落の町民に直接お話しを聞きました。実は意外な事実が。元々二階部分がメインのトンネルでした。

その後昭和40年代、利便性の観点からルートを拡大するために下り坂になるような形で別のトンネルを掘ったできたのが由来です。

「上のトンネルがメインだったのですね、、、」

実際に行くと分かります、全長115m程のトンネルで神秘的な緑がかっている雰囲気で写真映えもします。

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「この先を通ると千と千尋に出てくる世界が待っているのではないか」とハラハラしてくぐってみましたが、その先には養老渓谷の川上に抜けてとても綺麗な景色に出会えました。

千尋の両親みたいに、豚にならなくてよかった。

養老渓谷から歩いて③ランチは地元の洋食屋さんへ「La France (ラ・フランス)」

養老渓谷を見たあとのランチにおすすめなのがこのお店。フランス料理の「La France (ラ・フランス)」。1999年に創業という、長い歴史があるこの洋食屋さん。

この洋食屋さんは、おすすめはズバリ前菜。地元の野菜をふんだん使ったサラダと地卵を使ったキッシュが最高でした!

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予約はせずに入りましたが、周りを見ると比較的若い年齢層の方が。男女問わずグループで入っていて、1時過ぎなのにほぼ満席でした。

今回は、地鶏の香草焼きをお願いしたんですが、これまた、お肉は周りはクリスピー中はジューシー、おまけにローズマリーの香りが食欲をさらにかき立てます。

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このお店を紹介してくれた、地元のおじさんありがとー!!
やっぱり、本当においしいお店は地元の人が知っているよね。

いすみ鉄道に乗ろう

もうそれ自体が観光として有名な「いすみ鉄道」にはぜひ乗ってみてください!

日によって本数が少ないことがあるので、予め調べてから行くのがおすすめです。時刻表はこちら↓から確認できます。

いすみ鉄道は全線が非電化鉄道と言われる種類の鉄道です。電気で走っているわけではなく、軽油で走っています。これがディーゼル車です。乗るだけでディーゼルの音やにおいを楽しめます。
電車と違って車のようにエンジンで走っているので、スピードが出るまでに時間がかかります。これも通な楽しみ方ですね。

土日をメインで走るいすみ鉄道の車両は、なぜか「JR西日本」と書かれています 。これは、JR西日本で走っていた車両を譲り受けたからです。
なんとこのいすみ鉄道を一度廃線の危機に瀕した際、いわゆる第三セクターとして、民間と地方自治体が共同出資を行って復活させた路線なんです。

いすみ鉄道に乗って上総中野へ①「善光寺」

上総中野駅から徒歩10分のところに「光善寺」というお寺があり、ここはお寺の鐘を鳴らせてくれるスポットとして、地元で有名です。(と、地元の人から聞きました)

入り口は意外と地味で、「車用の入り口?」となってしまうのですが、ここからちゃんと入れます。
また、別の入口もあるそうですが、一部坂が急なため危ないそうです。行く際は注意してください。

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この神社には大きな鐘があり、自由に鳴らすことができます。どこまでも鳴り響く鐘の音が心を浄化してくれる気がします。

「鐘を打った方は、一回心をこめて」と書かれていました。

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さらに、少し坂道を上がっていくとベンチがあり、その空間が癒される!

人がいなくとても静かで、あたり一面の自然と高台からの絶景は素晴らしい!たまには、誰にも邪魔されない空間で、時間を忘れて心を休めました。

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いすみ鉄道に乗って大多喜駅へ①「デンタルサポート大多喜駅」


「デンタルサポート」ってなんやねん!
大多喜駅の駅舎にははっきりと「デンタルサポート大多喜駅」と書かれています。

大多喜駅のネーミングライツ(命名権)を、「デンタルサポート株式会社」さんが買ったため、そのような名前になっています。

デンタルサポートは本社が千葉市にあるそこそこ大きな企業で、従業員がなんと600人以上もいます。歯医者などをメインにしている企業にしては、比較的大きな企業です。

いすみ鉄道の駅のネーミングライツは実は今も販売しています。意外にも命名権を持っている企業は多いんですね。

鉄道名及び駅名 命名権募集 | いすみ鉄道公式ウェブサイト

いすみ鉄道に乗って大多喜駅へ②「メキシコとの友好記念碑」

大多喜駅から徒歩20秒の線路沿いにある、メキシコと大多喜の友好を表す記念碑です。

江戸時代に漂流したメキシコ人を大多喜領主が助けたことによるものです。

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大多喜の地図を見て「海がないのになぜだろう?」と思うと思います。

実は大多喜城の城主が当時は大多喜城の城主が治めていた御宿町で難破したメキシコ人を助けたことに由来しています。その後徳川家康にも謁見し、幕府の用意した船でメキシコに帰ったそうです。
その感謝の気持を込めて、大多喜とメキシコの間には友好関係をあらわす記念碑が建てられました。

ちなみに、実際に御宿町にはメキシコ記念塔があります。

いすみ鉄道に乗って大多喜駅へ③「水溶性天然ガス企業発祥の地」

実は大多喜では天然ガスがとれました。それに関する記念碑とまさかのフォトスポットがここにあります。

大多喜駅から徒歩10分の場所に「水溶性天然ガス企業発祥の地」があります。

明治時代には、ここからとれたガスがこの地域で使われていたとのことです。

何を撮るのか聞いてみると、実はいすみ鉄道を撮影する隠れた名スポットとのこと。鉄道と青い空を見上げる素敵な構図になるんです。

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いすみ鉄道に乗って大多喜駅へ③「夷隅神社」

「夷隅」と書いて「いすみ」と読む、「夷隅神社」は、大多喜町で格式高い神社です。再建したのが1041年とのことで、それよりも昔からある、とても古い神社です。

ちなみに、ここにまつられているのが「スサノオノミコト」という神様で、天照大神の弟にあたる神様です。

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いすみ鉄道に乗るとわかりますが、この地域にはたくさんの田んぼがあります。この地域のお米はおいしいらしく、道の駅でも多くのお米が売られています。

スサノオノミコトという神様は、稲田姫命(クシナダヒメノミコトとも)と言う神様と結婚しています。この稲田姫命は水田耕作の守護神とされており、 この地域と関係深いことが分かります。

いすみ鉄道に乗って大多喜駅へ④「大多喜町役場」

普通に通り過ぎてしまいそうになる「大多喜町役場」ですが、よく見るととてもモダンな建物。これが、大多喜町の町役場です。

実はこの建物、「ユネスコアジア太平洋文化遺産保全賞」を受賞している建物なんです。

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1950年代に建てられたモダニズム建築の建物で、コンクリートの重厚感や道路に面している岩造りの壁が和風・洋風にも見える建物です。

受賞した理由や、どのような建物なのか、詳しくはここから確認してみてください。

まとめ

いかがでしたか。大多喜町の紅葉以外の観光でどこを回ろうか考えている方も多いと思います。せっかく遠くに来たのだから、養老渓谷だけではなく他のスポットも楽しみたいですよね。そんなときは、いすみ鉄道やその付近のスポットを巡って、1日を満喫してみてください!

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