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【保育フォト】ちょっと くらいなら



保育園の プールデビューを果たした 3歳児クラスの子たち 25名。
暑さが増すにつれ、水の心地よさも増すようで、
だんだんと あそび方も大胆に。
バシャバシャ水しぶきをあげて 実に楽しそう。
 
でも、水しぶきがかかると 楽しめない子もいます。
そこで、水しぶきをあげてあそびたい子と、
そ~っと静かにあそびたい子に分けてあそぶことに。
 
ところがある日、静かにあそぶグループの子から、
「別々にあそぶのは イヤ」と。
静かにあそびたい子は 数人しかいないため、寂しく感じられたのか
みんなと一緒に あそびたくなったようです。
 
とはいえ、水しぶきを浴びるのは やっぱり無理とも。
“みんなで一緒に楽しむためには…”と考える 担任三人。
そこで子どもたちに、
「水がかかるのが 苦手な友だちも、みんなで一緒にあそびたいんだって」
「だからね “思いっきりあそぶ時間”と
“静かにあそぶ時間”を 作ろうと思うんだけど」と提案する担任。
 
すると「思いっきりあそぶ時間は、プールサイドであそんでもいいの
との質問が。
「もちろん」と 答えると、全員が了承してくれました。
子どもを分けるのではなく、あそび方を時間で分けることにしたのです。
やりますねぇ。

ちゃんと 約束を守ってあそぶ、子どもたち。
水しぶきがかかると 楽しめなかった子たちも、
次第に 水しぶきがかかっても、気にせず一緒にあそべるように。
 
そんなある日、水しぶきが最も苦手だった子が、
「あぁ楽しかった」と言いながら、水から顔を出し、
身体をゆったり伸ばして 泳いでいる絵を描きました。
 
でも、よく見ると ちょっとだけ 顔に水色のクレヨンが。
 
「ちょっとだけ 顔に水がかかっているよ」と担任が言うと、
「ちょっとくらいなら 平気だよ」
ですって。

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