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【保育フォト】オバケが 出てくる?

収穫の時期を逸してしまい、気がつけば むやみやたらに 大きくなっている きゅうり。
おそらくは このあと収穫しても「美味しくは 食べられないだろうなぁ~」と 判断した 3歳児クラスの担任 3人。
そこで この際だからと、どこまで大きくなるのか 観察することに。

やがて、3歳児クラスの子どもたちの 腕よりも太く。
あまりにも大きく育ってしまったため、
いつしか『オバケきゅうり』と 呼ばれるように。

重みで地面に着くようになったので、収穫して 部屋で観察を続けることに。
「どうなってる」と、毎日気にかける子もいて、色の変化に気づいたり、触って柔らかさを確かめたりしているうちに、誰からともなく
「オバケきゅうりの中身は、どうなっているのかなぁ」という声が。

そこで、「きゅうりを切ってみよう」と担任が声をかけると、
そそくさと集まる 23名の子どもたち。
みんなが見やすいように席を設定し、
いざ オバケきゅうりにカッターの刃を入れると…
 
「サクサクって 音が聞こえる」と。
それほど集中し、息をのんで みつめる子どもたち。
 
二つに割って見せると「あっ種だ」と。
 
その言葉の内には、「な~んだ、オバケじゃないじゃん」という思いと、
「オバケじゃなくて よかった~」という思いが 入り混じっています。
 
その後、半分に割ったきゅうりを手にして、
「重~い」「きゅうりの匂いがする」なんて感想を言い合う 子どもたち。

そんな姿を見ながら、もしも 種が入ってなかったら、
子どもたちは、どんな反応をしたのだろう? と ニ~ンマリする担任。
なんて悪戯っぽい顔。そのあそび心が、保育を面白くしてくれるんだよね。

観察と実験を楽しんでいると、
子どもも大人も ワクワクする想像が膨らんでいくばかり。

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