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【保育フォト】泳げたよ!


暑い夏。プールを楽しむ 17人の 4歳児クラスの子どもたちと
同じく 17人の年長さんたち。
プールで歓声があがると、その数秒後には決まって、
「園長センセー」と 大きな声でお呼びがかかります。

小走りでプールサイドに行くと、「僕もできるようになったよ、見てて」と目で訴え、身構えている子が。うなづくとザブンと水の中へ。
十数秒後、水からあげた顔には、喜びと誇らしさが満ちあふれています。
4人の職員たちも 同じ顔して「ねっ」と。
 
この夏、そんな素敵な呼び出しを 何度となく受けました。
一人 また一人と、怖さをのり越えて 水に親しみ、
泳げるようになっていく姿を た~くさん見ることができて、嬉しい限り。
 
怖さをのり越え、“泳げるようになりたい”という
自らの思いを実現した姿は、とても凛々しく、燦然と輝いています。
 
さらに素敵なのは、その子の周りに、
たくさんの友だちの 眩しい笑顔があふれていること。
 
昨日 泳げるようになった子は、
今日、まだ 泳げないでいる友だちの傍について、
「こうするんだよ」と教えています。
ずいぶん前から泳げる子は、何度でも お手本を見せてくれます。
「一緒に泳ごうね」と。
 
「泳げた!!」という友だちの声を聞きつければ、
他のクラスの子もプールサイドに駆けつけ、跳びあがって喜び、
我がことのように「泳げたよ~」と、園中に報告してまわります。
そう、プールという同じ活動とを験をすることで、
“怖さに共感し、乗り越える喜びを分かち合える関係”になっているのです。
 
そんな素敵な関係を保育園中に広めたいから、
どの子もが“ヤッター”と思えるように、 “ヤッター”と感じられるまで、手助けしていきたいと思っています。

一人ひとりに合わせて。みんなで力を合わせて。
 
大人も一緒に、“やったネ”と 跳びあがって喜び合いたいから。

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