【保育フォト】ねぇ~!
部屋で 型はめパズルをしていた 1歳児クラスの子。
「gigi…」とつぶやきますが、なんと言っているのか 聞きとれず。
そこで、音を真似て「ギギ…」と言ってみる担任。すると、
まるで花が咲くように すーっと口角が上がるとともに顔を上げ、
「センセー いま なんて言ったの?」と 目を見開きます。
その手には、パズルのウサギのピースが!
「あっ! うさぎ?」と確かめると、「・・ギ!」と。
子ども言葉を キャッチできた瞬間。やったぁ~。
園庭の花壇に植えられている
トマトの苗を見ていた 他の 1歳児クラスの子。
やおら シャベルで、土を掘りかえそうとするので、
「ここには トマトのご飯が入っているから、そのままにしておいてね」
と声をかける担任。
すると動きを止め、なにやら考えているよう。
「家でもトマトを育てている」と聞いていたので、ひょっとしたら
苗を植えたときの様子を 再現したかったのかもと思い直す担任。
少しして 再び花壇に目をやると、その子が肥料を一粒ずつつまんでは、
「みかん~、ぎゅうにゅう~、じゅっしゅ~」と つぶやきながら、
トマトの葉にかけています。
さては と思い、「トマトに ご飯あげてるの?」と尋ねると
「うん!」と。やっぱり ねっ!
砂場でままごとをしていた、また別の 1歳児クラスの子。
砂を盛ったお皿を置いて、少し離れた所へ。
使っている子がいるとは知らず、クラスの友だちが、
そのお皿を持って行こうとすると、
「ごめんね、それ わたしの」と 穏やかに言われ、「そっか」と返します。
「ダメ!」じゃなく、「ごめんね」なんて言われたら… ねぇ!
きっと大人から、いつも、いつでも、そんなふうに
話しかけられているのでしょうねぇ~。
19人の子どもたち、一人ひとりの言葉に
丁寧に耳を傾ける 4人の担任たち。
まるで、なぞ解きを楽しむかのように。
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