うつで妊娠した話⑦

転院してもらうかも、受け入れられないかも、という話が出てビビっていましたが、何とか分娩予約ができました。うつの症状が落ち着いていたことと、薬を断薬して2週間は経っていて特に問題なかったことが幸いしました。

抗うつ薬は1か月半かけて断薬し、断薬はじめはちょっとふらふらしたりしましたが、1週間ほどで慣れました。その時につわりも終息したおかげもあったかもしれません。つわりがあったのは6月から7月末までの約2か月で、その間に薬の減量があったためか、6kg痩せました…もともと太り気味だったので、特に助産師さんからも何もなく。

最終段階として、市立病院でも精神科の受診をしてカルテを作ってもらいました。こちらの先生は話を聞いてくれて話しやすい先生でした…よかった。典型的なうつになりやすい性格(真面目、几帳面、神経質)で教科書的な症状だったんだね、と言われて苦笑い。「マタニティブルーは治るけど、産後うつは大変だから何かあったら来てね」と言ってもらえて一安心です。妊娠中、誰であっても情緒不安定になりやすいので、産後うつ予備軍ではあるので気をつけたいです。

うつ病であっても妊娠はできる!けれど、普通の人よりハイリスク妊娠になる、という認識は必要だなと思いました。

私自身もわかっていた、そんなにうつ病だからって言わないで!って思いました。でも、妊娠中のホルモンの影響は生理の比ではなく、誰もが情緒不安定、不安になったり具合が悪くなったりするもので、それにうつの不調まで加わるとなると大変でした。妊娠出産って体力がいりますし。

無痛分娩がいいな~ホテルみたいな産院でお産したいな~という甘い願望はものすごくありましたが、それより自分と赤ちゃんを守らないと!ということが前提なんだなと。今となっては「急変があったり体調が悪くなったりしたときに総合病院で産科医も麻酔科医も24時間対応してもらえるのは安心だな」と安心して出産を迎えられることができてよかったです。

頑固すぎる逆子が治らなくて予定帝王切開ではありますが…2年ぶりに健診のような検査をしてもらったので、よかったかな。

看護師の仕事も妊娠後の保活のためにも少し始めよう、と思って以前登録していた看護師の派遣会社の情報を更新しましたが、そのすぐ後に妊娠しており。一度面談に来てほしい、と言われていましたが、5か月になるまで行けなかったです。すでに妊娠していたので、単発や派遣もできなかったので、産後お願いします、という形で登録してきました。託児所付きだったり子連れ出勤OKという職場もあるみたいなので、その辺でうまく復帰できたらいいなと思いますが、もう正職での仕事はしないと強く思いました。また体を壊してしまうと思ったので。

自分用のメモになってしまっていましたが、これから妊娠したい、と思う方の役に立てれば幸いです。

参考にさせていただいた、うつ妊の本。妊娠発覚直前に読んだためか、かなりビビりながら読んでいました。


余談。つわりのこと。

ひたすらだるい+車酔い状態なつわりでした。トマトが神食でした(終わったら興味が薄れましたが)小さいおにぎりを作っておくといい、というのを試してみましたが、私は全然ダメでむしろサンドイッチを食べていました。色々試してランチパック系を食べていました。お昼は一番食事がとれるときだったので、動物性たんぱく質を取らないとうつがひどくなる!と思って肉やツナが入ったサンドイッチを食べてました。後半は塩せんべいやこんにゃくゼリーが食べたくなってひたすら食べていました。

旦那がものすごく心配してくれて冷凍食品やゼリーとか、あれこれ買ってきてくれました。その時の彼の食事はお惣菜を買ってきてもらってました(ご飯だけは炊いた)色々考えて、食べれそうなのを買ってきてくれてましたが、半分くらい食べれなかったです…食後横になっていると背中をさすってもらってました。つわりが終わったら腰痛が出てきたら腰をさすってもらい、妊娠後期はお腹が張りお腹をさすってもらうという介護状態。

まだ全然お腹は出ていない時期でしたが、アンダーバストからお腹に圧迫感があるとなんか気持ち悪い、という感じがしていたので、気が早いと思いましたが、早々にマタニティ下着にしました。かなり楽でした。パンツはいろいろ試しましたが、ユニクロの外側に縫い目があるマタニティパンツが楽ちん。見た目は置いておいて。

終わった時も急に終わった!!!という感覚でなく、終わってきたかな~?という感覚が妊娠4か月になったあたりに感じました。つわりか、離脱症状か、どっちかにしてくれ!と本気で願い続けた2か月でした。

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