うつで妊娠した話①

今月に予定帝王切開での出産を控え、覚えている間にまとめようかと思います。というのも、妊娠した時に、心配して色々体験談を探してみたのですが、病状は十人十色、治療方針も十人十色で参考になったりならなかったりしたという事があり、自分の事例をメモっておこう、と思った次第です。

私がうつになったのは2017年7月。その時は婚活はしていましたが、まだ旦那にも出会っていないですし、とにかく体がしんどくて、しんどくて、職場に行きたくなくて、休みたい!楽になりたい!という状態でしたので、うつ病と診断されて逆にほっとしたのを覚えています。診断書も出たし、これで文句を言われずに休める…!と安心しました。結婚のことは心配しましたが、妊娠のことまでは頭には全くなかったです。

私の仕事は看護師で精神科、心療内科とは無縁で、専門外の事はさっぱりでしたが、私の職場はもちろん医療施設でしたが、上司やスタッフはそれ以上に偏見や知識がない状態でした。何度も「看護師だったら多少は調べるだろう、こんな対応したらダメだと何でわからないんだ…?!」と戸惑いました。

そんな中でうつを患ったので、原因は職場環境だったんだろう、と最初の段階から言われていました。なので、休職して早い段階でよくなってきましたが、職場復帰をしようとリハビリを開始した途端、悪化。半年以上、薬の調整をしても職場に近づこうとしただけで不安、呼吸困難、プチパニックな状態になってしまう。治すためには退職するしかない状態でした。その時点で、今の旦那に出会っていたので、結婚もするから2018年10月で退職して徐々に回復していきました。

回復といっても、完全に元の状態に戻れてたわけではなく、日常生活は何とか行えるレベルでした。それでも1週間に半分以上は寝込んじゃう日がある。朝がつらくて起き上がることができない日がほとんど、という状態でした。

更に診断時から担当してくれていた女性の医師が産休に入ってしまって、代わりのおじいちゃん先生とは合わないな…と思いながら通院していました。見た目やしゃべり方が普通に見えるから元気でしょ?というタイプの先生だったので、どんなに具合が悪くても全く信じて貰えなかったです。なので、これから引越しをして結婚するという話をした時も「それならもう仕事もできるでしょ?子供もできるだろうし」と楽観的でした。産婦人科の経験がない私でも「薬を飲んでいる状態で妊娠はしないほうがいいんじゃないですか?」という知識はあったので、聞いてみたら「こういう研究があったんだけども(という研究や症例の長話をされ)、結果胎児に影響はないからそこは気にしなくていい」と言われました。逆に薬をやめて母体の体調が悪くなったほうが問題か、と納得。

それなら仕事を始めて変なストレスをかける前に妊娠しておいた方がいいかな~と安易な感じに考えていました。この時点で2019年2月ごろ。年齢的にも子供は早めに欲しいし、薬をやめるまで妊活はできないなと思っていたので、薬を飲んでいても大丈夫、と言われたのは心強くなりました。入籍するまでまだ時間があったので(新元号で入籍するために待っていたのと、環境の変化で体調を崩すかも、と余裕をもっていた)できることをしようと計画し始めたのでした。

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