見出し画像

来週の読書リスト

audibleライブラリーの積読解消週間!
「気になるな~」でポチってから時間が経過すると、だんだん疎遠になってしまう。なので、ここでポチったあの日の気持ちを思い出そう。


①『女の子はどう生きるかー教えて、上野先生!』

上野千鶴子 著

 (ベストセラーになった『君たちはどう生きるか』を)私も読んでみました。自分の頭を使ってものを考えることや、いじめに立ち向かう勇気や、立場を超えた友情などを描いて、感動しました。が、なんだか釈然としない気持ちが残りました。というのもそこで、「君たち」と呼び掛けられているのが男の子ばかりだったからです。
 同じ思いを、ジャン=ジャック・ルソーという人の書いた有名な教育書『エミール』を読んだときにも感じました。「エミール」は少年の名前。その子どもを教育するために子どもの自発性を大切にしなくてはならない、とか、子どものやりたいことをやらせて子どもの長所を伸ばしなさい、とか、もっともなことがたくさん書いてありました。
 ですが、最後まで読み進めてみて愕然としました。そこには、「以上述べてきたことは女の子にはあてはまらない」と書いてあったからです。「女の子は将来の夫となる男を支えるように育てなさい」とルソーは言いました。
 「そんな馬鹿な!」と私は思いました。「そんな馬鹿な!」とあなたもきっと思うでしょう。この本は、そう思ったあなたのための本です。

『女の子はどう生きるかー教えて、上野先生!』より
(わたしが耳で聞いて書き取ったものなので実際の表記とは違うかもしれない)

「そんな馬鹿な!」……完全に同意である。こういうことに、よく出会う。
世の中の実に多くのことが男性を基準として語られている。ルソーほどあからさまに「女の子にはあてはまらない」とは言わないまでも、無意識のうちに人間が男であることを前提としているような恐ろしさがある。それは、世の中のモノの多くが右利きを前提として作られていることと同じくらい、世界に染みついているように感じる。

途中まで聴いたけれど、平易な言葉で明快に説明してくれる。ぜひ子どもたちに読んでもらいたい本だ。

②『感じるオープンダイアローグ』

森川すいめい 著

ただ対話するだけで、どうしてこころが癒やされるのか?

オープンダイアローグ発祥の国フィンランドでは、対話によって、精神面に困難を抱えた人の8割が回復。学校や職場、家庭、議会でも「対話の場」が開かれ、大きな効果を上げている。実践に向けて、オープンダイアローグをハートで感じる書!

「その人のいないところで、その人の話をしない」
「1対1ではなく、3人以上で輪になって話す」
ただそれだけのことで、どうして人は回復していくのか。
日本人医師として初めて、オープンダイアローグの国際トレーナー資格を得た一人である筆者が、 自らの壮絶な過去とオープンダイアローグに出会った必然、そして、フィンランドで受けたトレーニングの様子をつぶさに記すことで、「オープンダイアローグとは何なのか?」「ただ対話するだけで、どうしてこころが癒やされるのか?」「どのようにして対話の場が生まれるのか?」など、様々な疑問に回答する。

audibleの紹介文

オープンダイアローグのことは風の噂で聞いたことがあるだけで、それが実際どういうものなのかを知らない。でもとても気になる。
著者の森川すいめいさんによるオープンダイアローグの体験会に申し込んだけれど定員オーバーで参加できず、ますます気になっていた。

そこへ、audibleでこの本がオススメされてきた。
わたしの興味関心をAIに知り尽くされている感じが怖いけど、せっかくなので読んじゃおう。

③『ハイパフォーマー思考』

増子 裕介、増村 岳史 著

スキルだけを求める時代は終わった!
大手企業のトップ人材からトップアスリートまで、
1000人の分析と実践にもどづく知的体力の鍛え方

本書は、ハイパフォーマー=継続的に高い成果を上げている人々 の秘密を紐解き、それを誰でもまねすることのできる形にまとめた「自分自身の知的体力をアップデートし、自身のパフォーマンスを無理なくアップさせるための指南書」となります。

<ハイパフォーマー 7つの思考・行動様式>
①「なんとかなる」と思ってやってみる
②柔軟に方向転換する
③自分とは異なる価値観や文化を認め、受けいれる
④仕事を「プレイ」する
⑤「新たに学ぶこと」から逃げない
⑥人との縁を大切にする
⑦物事を斜めから見る

audibleの紹介文

こういう自己啓発本は、サクッと読めるのが楽しい。気になるものをいろいろ読んでみて自分の中に蓄積させていくことで、じわじわと効いてくるような気がしている。ビジネスパーソンではないし、目に見える成果というものも測りにくい業界なのでどこまでこの「ハイパフォーマー」という指標がフィットするかはわからないが、読んでみよう。


▼最近の読書リスト



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?