はじめての転職シリーズ:転職1か月目で感じている「転職して良かったこと」

転職ホヤホヤの1か月目に感じている「転職して良かったこと」を忘備録として書き留めておきたい。

1つめ。転職者の気持ちが(概ね)わかるようになった。
もちろん転職者といえども十人十色であるから、「気持ちがわかる」などと偉そうなことは言えない。しかし、転職者が概ね何に不安を感じるか、「わからない」とは一体何がわからないのか、みたいなことがわかるようになった。以前は、転職者がわからないと感じていることがわかっていなかった。これは私にとって随分と大きな進歩である。

2つめ。たぶん人生初のアウェイ感。
思い返せば、今まではずっと「ホーム」の人生だったように思う。大学や新卒入社の会社は、誰も知り合いがいない「一見アウェイ」な環境だ。しかしそれは例えるなら高卒でドラフトで入団したプロ野球選手のようなもの。見知らぬ街、見知らぬ人に囲まれても「ホーム」なのである。それに対して、転職者とは例えるなら他チームから移籍してきた人だ。結果を出さなきゃ用はない。はじめはアウェイ感満載のチームでともに戦ううち、結果を出し、信頼を得、そのチームが精神的にもホームになってゆく。この「アウェイ感」を感じられるのは転職して間もない頃に限定される、なんともスペシャルな感覚なのではないだろうか。信頼も実績もなく、何者でもない自分。そこから人間関係を築き、日々変化する関係性と向き合うのはなかなか疲れそうだが、楽しくスリリングでもありそうだ。

3つめ。やっぱり視野は広がった。
まだ1か月そこそこで、しかも1回しか転職していないのに、偉そうなことは言えない。しかし、転職する前と後とでは、後のほうがやっぱり視野は広がった。例えるなら、ずっと地方都市で暮らしてきた人が東京に引っ越した感じ?または、一度も外国へ行った事がない人が、外国で暮らしてみた感じ?それほど大げさではないにせよ、とにかく初めの一歩を踏み出して本当に良かったと思う。

ちなみに、仕事はとても楽しいが、1か月目というのは誰でも仕事が楽しく感じるときらしい。3か月目、半年、1年と経つごとに、モチベーションは下がっていくものらしい。オンラインでは特に。
私のモチベーションがこれからどんな曲線を描くのか楽しみだ。そしてアウェイ感がどんな風にホームに変わっていくのか、じっくり味わいたいと思う。



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