ことえ

UIデザイナー、3児の母、ヤクルトスワローズのファン。 誰に読んでほしいわけでもなく、…

ことえ

UIデザイナー、3児の母、ヤクルトスワローズのファン。 誰に読んでほしいわけでもなく、書きたい衝動が湧いたときに、書いています。

最近の記事

こういうの忘れたくない。仕事をしていて辛かったエピソード。

好きな仕事をしていても、辛いことは誰にだってある。もちろん私にもある。そしてそんな辛い経験をしたとき、「仕事もスポーツも、結局はメンタルだよな」と思う。メンタルが落ち込むと、モチベーションが根こそぎ奪われる。モチベーションがなくなると、スキルを上げようとか、もっといいものを作ろうとか、より早く仕上げようとかいう意欲がなくなってゆく。つまり、メンタルは全ての源であり、最も大切にすべき事なのだ。 このことに気づくに至った経緯を、振り返りもかねて記しておきたい。 私は今、これまで

    • ピュアからほど遠い母親は、ピュアな5歳児から何を学ぶのか。

      小さいお子さんがいらっしゃる方は、親戚などに「今が一番かわいい時期ね」と言われたことはないだろうか。または、自分が幼かったときに、「今が一番いい時期ね」などと言われたことはないだろうか。私はそういう場面に出くわすたびに、まったく同感できなかったし、何言うとんねんこのオバハンと思っていた。しかし最近、私にとっての「子供が一番かわいい時期」は5歳だと思うようになった。 今、末っ子クンがちょうど5歳。長男が12歳。長女が9歳。それぞれ性格が違うため、一番かわいいと感じる年齢も若干

      • はじめての転職シリーズ:転職3か月目で感じている「転職して良かったこと」

        転職して3か月が過ぎた。入社直後と、1か月目に書いたことも振り返りつつ、3か月目の振り返りをしたいと思う。 転職して良かったことこの人すごい!!と思える人と同じプロジェクトに入ること。これが今私が感じている、転職して一番良かったことである。日々、新たな発見があり、適度なプレッシャーと刺激的な毎日が楽しい。もちろん楽しいばかりではなく、ストレスに打ちのめされたり落ち込む日もあるが、それも含めて楽しいと言っていいと思う。前職でも自分よりすごい人はたくさんいたが、デザイナーは私一

        • 待つこと。見守ること。反抗期の子供の母が抱えるリアルな葛藤。

          この世で一番の親孝行とは何かと問われたら、子供が幸せでいることだと答える。それはイコール、私が子供に望むことのほぼ全てである。極端に言えば、子供が自分は幸せだと感じてくれていたら、子供に関してはそれ以外何も望まない。社会人になってはじめての給料でお寿司をごちそうするとか、子供のアレンジで一緒に旅行に行くとか、実家に顔を出すとか、そんなことはどうでもいい。とにかく幸せになってくれ、と思う。 だから、私は大好きな両親のために、人生の残り時間を自分が幸せになるために使おうと思えるよ

        こういうの忘れたくない。仕事をしていて辛かったエピソード。

        • ピュアからほど遠い母親は、ピュアな5歳児から何を学ぶのか。

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          5年間がんばり続けたけど、私がついに諦めた長男クンとのあれこれ

          5年間がんばり続けたけど、最近諦めたことがある。 それは、私が長男クンに助言や忠告、またはお願いをして、彼が行動を変えるということ。助言というとずいぶん穏やかに聞こえるが、要は躾をするということに対し、効果がないことをある程度受け入れたということだ。 例えば朝ごはん。長男クンは立ち食いのクセが直らない。直らないというか、直す気が全くない。冷蔵庫からフルーツが入っているお皿を取り出すと、キッチンに立ったままもぐもぐと食べる。ウインナーも手でつまんで歩きながら食べている。私が「

          5年間がんばり続けたけど、私がついに諦めた長男クンとのあれこれ

          子育ての正体は、実は半分以上の時間が家事である。人生の残り時間を自分が本当に好きなことに使うには。

          もうすぐ40歳になる。40という数字を目の前にすると、不思議と人生の残り時間を意識するようになった。直感的に人生の折り返し地点を感じているのかもしれない。平均寿命が延びたとはいえ、人はいつ死ぬかわからない。私とて例外ではない。なんとなく、神様から「折り返し地点だよ、残りの人生大切にね」と言われている気がする。 人生の残り時間を意識したときに、なるべくなら「お金を払ってでもやりたいこと」により多くの時間を使いたい、と思うようになった。なぜならそれが私にとっての幸せだと思うから

          子育ての正体は、実は半分以上の時間が家事である。人生の残り時間を自分が本当に好きなことに使うには。

          インプットとアウトプットのバランスがとれているとき、仕事が楽しいと感じる。

          転職して新しいプロジェクトに加わったばかりの頃、私の生活にある変化が起きた。 以前ほど本が読みたくなくなったのである。 はじめ、疲れているのかと思ったが、どうやらそれだけではない。仕事から得られる経験や知見によって、知的好奇心が満たされているからだと気がついた。それらを消化、吸収することでお腹いっぱいなので、それ以上の知識を積極的に求めなくなっていた、というわけ。 以前は、何というか、本を読まなきゃ、知識をつけなきゃ、みたいな焦燥感があったことは否めない。仕事で得られる知識

          インプットとアウトプットのバランスがとれているとき、仕事が楽しいと感じる。

          日々の営みを、私(俺)株式会社の事業内容だととらえてみる

          先日、News Picksのある番組を見ていて、ものすごく良い言葉に出会った。村上臣さんが紹介していた、彼の元上司の言葉である。 「俺株式会社ってのがあって、時価総額は幸せの総量である。その中には家庭事業部もあれば、アウトドア事業部もあって、本業の仕事がある。そのバランスをどうとりながら、俺の中の幸せを最大化させていくかが経営方針だ」 確かに!すごく素敵な考え方だ。 その考え方を参考にすると、自分のライフステージによってどの事業に力を入れるかを、幸せの総量という全体の中で考

          日々の営みを、私(俺)株式会社の事業内容だととらえてみる

          西陣織老舗「細尾」の12代目の一言で、暮らしが少し豊かになった話。子供がいる暮らしの中でも、美を求めよう。

          子供3人と暮らしていると、とにかく家の中が散らかる。そして汚れるスピードも早い。子供部屋がない我が家では特にそうだ。子供たちには、自分の物は自分で片付けてほしい。しかし床にはランドセル、体操着などのバッグ、上着、洋服、おもちゃ、絵具、画用紙、あげればキリがないほどあらゆるものが置きっぱなしになっている。棚に片付けさせるのも一苦労。基本的に親の言うことなんて聞かないから、私も何度も何度も同じことを言うハメになる。はじめはお願い口調だった私も次第に怒鳴り声となり、「何度言ったらわ

          西陣織老舗「細尾」の12代目の一言で、暮らしが少し豊かになった話。子供がいる暮らしの中でも、美を求めよう。

          相性とはつまり、チューニングにかける労力のことだった。

          転職し、新たな人間関係を構築していくにあたって気が付いたことがある。すんなり打ち解けられる人と、そうでない人の違いは何なのか。「相性」と言ったりもするが、その「相性」について発見したことを書いてみたい。 同じ職場、同じチームで一緒に仕事をしていく人に対して、私は「どんな人なのか(ある程度)知っていたい」と思うタイプだ。なぜなら、その人がどういう価値観で、どういう考えなのかわからないと、その人の発言が理解できないからだ。なぜこのタイミングでその人がこういうことを言うのか、発言

          相性とはつまり、チューニングにかける労力のことだった。