音楽との出会い② 〜VOCALOIDにハマった頃の話〜
前回の続きになりますがどこから読んでも大丈夫な内容になっています。
高校生になり新しい音楽の開拓に励む日々が続く。
当時よく聴いていたのは『藍坊主』だった。
バンドが好きと意識し始めたのもこのあたりである。自分の周りでは『ASIAN KUNG-FU GENERATION』や『チャットモンチー』が流行っていた印象がある。みんなシャングリラを口ずさんでいた。
それとは別に1つどっぷりハマってしまうコンテンツがあった。それは『ニコニコ動画』だ。
やはり入力したコメントが動画内で流れるというのは画期的なシステムでネット界隈では直ぐにブームになった印象がある。
自分が行ってた学校がオタク系な集まりの割合が多いこともあって話のネタとしてはいつも盛り上がっていた。
ニコ動の魅力の1つとしてランキングシステムがあり、そのランキングの上位にきたコンテンツは何かと話題になる。今でいうバズるって表現になるだろう。
ちなみに筆者はフタエノキワミやエルシャダイのMADが好きでした。
学校が終わって帰宅したらパソコンを起動してランキングチェックをするのが生活のルーティーンになっていた。
ある日ランキングを見てみるととあるサムネイルが目に入る。
何気なくみたこの動画がボカロ沼の始まりだった。
とにかくアニメーションがかっこいいが初見の感想だった。
ただ歌声に違和感があるな…ボーカロイド?初音ミク?なにこれ?
こんな感じで調べていくうちに音声合成ソフトというのを知り自然といろんな方々、通常ボカロPの曲を聴くことになる。
よくVOCALOIDの歌声は人の声と違って機会っぽいから受け付けられないという人もいたが自分は割と平気だった。
寧ろ同じVOCALOIDという媒体で作曲者によって全く違う音楽の世界観を生み出すことから逆に面白いと聴き込むようになった。
ryo氏(supercell)の『メルト』は衝撃だったのを覚えてる。変な話、機械音でここまで感情を込められるのかと驚いたものだ。
気づいたらVOCALOIDの開拓をするようになっていく。
更にボカロ熱に火をつけたのはジミーサムPとの音楽の出会いだった。
このバンドチックな要素とVOCALOIDとの組み合わせはたまらなかった(通称VOCAROCK)
やはり自分の好きなルーツはバンドってこともあってこの曲から放たれる音は自分の波長と一致するのがあった。
自分が好きなボカロPであげるのは真っ先に彼の作品である。
自分のiPodは段々とVOCALOIDに染まっていき、一般的なJ-popから少しずつ頻度が落ちていった。
恐らく2008〜2011年のほとんどはVOCALOIDを聴いてたであろう。
今でも思い出してはVOCALOIDを聴くことがある。
この記事を描いてる今でも頭の中で流れてくるので久々にニコニコ動画を見てみたくなってきた。
まだマイリストは残ってるだろうか。あとで巡回してみるかな。
また別の記事でお勧めなボカロ曲をあげて思い出に浸りたいものだ。
今では『米津玄師』を筆頭に『Eve』や『須田景凪』といった元ボカロPの肩書きの方々が世間一般的に活躍してきている。
彼等の音楽には所謂ボカロっぽさの印象が残る中、それが1つの取り柄、ジャンルとしての注目を勝ち取ったのだと思う。
そう思うとVOCALOIDが作り上げたこの音楽界の時代の流れは面白いものだ。
次回↓