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ぐぅたらな私の自宅生活が、「料理」という創作のおかげでちょっぴり充実した話。

noteで人事をやっている中西です。
明日はクリスマスイブ。もうすぐ2022年も幕を閉じようとしています。

そして2日前の12月21日、note株式会社が東証グロース市場に上場しました。この話や想いなどは別の場でさせていただくとして、上場に伴い掲出した新聞広告のことばを、はじめにご紹介したいと思います。

noteは創作する人を応援するための会社として、2011年末に生まれました。 創作というと、絵を描いたり、作曲をしたり、文章を書いたり、そんなことを想像するかもしれません。しかしそれだけではなく、日常の生活でひと工夫した料理をつくったり、ガーデニングをしたり、日曜大工をするのだって立派な創作です。
あらゆる人にとって、この世界は自分用にはできていません。 その世界を自分用に少しずつ変えること。それによって少しだけ自由になること。
それが、創作をすることの価値だと、私たちは考えています。
だれもが創作をはじめて、続けられるようにするために、次のチャレンジをはじめます。

2022.12.21 日本経済新聞より抜粋

「創作」は身近に溢れていて、誰もがはじめられるものであること。
その「創作」のおかげで、人生を自分用にアレンジできること。

創作をするすべての人を応援するミッション・ビジョンが大好きで私はいまnoteにいるわけですが、
私自身この1年を振り返ると、身近なちょっとした「創作」のおかげで豊かになったことがたくさんありました。

この記事では、その一部を書いてみたいと思います。

※なお、この記事は noteのみんな Advent Calendar 2022 の23日目の記事です。

これまででもっとも自宅で過ごした1年

さて、前置きが長くなってしまいましたが、2022年はこれまで生きてきたなかでもっとも自宅で過ごす時間が多かった1年でした。
リモート勤務はもちろんのこと、年始に難病を発症した愛犬の介護によって、基本は自宅にいる生活スタイルになりました。

もともとゴロゴロするのが好きだし、犬がいることもあり自宅で過ごすのは好きでしたが、年始に愛犬の病気が発覚し、余命宣告を受け、毎日行っていた散歩にもいけなくなり、、、
と、そんな絶望の淵にいた私を救ってくれたのは「料理」という創作でした。

それまでは、自分のために料理をするのってコスパ悪いよな〜って思っていたし、家で仕事をしているとそのまま作る気力がなくなってしまい、料理をするときも義務感ですることが多かったのですが、そんな私が料理の楽しさに目覚めるきっかけとなったのは、当社代表の加藤のひとことでした。

「ケンタッキーのチキンの骨で出汁を取るとめっちゃおいしいよ」

たまたま前の日にケンタッキーをUberEatsしていたし、骨を煮込むだけってめちゃくちゃ簡単だし、なによりケンタッキーのチキンが大好きなわたしは、単純にどんな味がするのか興味が湧きました。

翌日にまたチキンを頼んで、煮込んでみて、部屋中に充満する鶏肉の香りに幸せを感じながら、取れた出汁がこちら。
(ちなみにこのときは2本分だけでしたが、のちにファミリーパックを買って取ったときはもっと白濁した濃厚出汁がとれました)

ケンタのチキン2本から取れた出汁

この出汁をもとにしゃぶしゃぶを食べたらめちゃくちゃおいしくて、
そして、レシピ通りにつくるのではなく、どんな味になるのかわからない「未知の創作の楽しさ」に気づき、
ここから台所に立つ時間が「義務」から「楽しさ」にかわっていきました。

最初にハマったのは、やっぱりカレー

アレンジの定番といえばカレーで、世の中にはあらゆるレシピが存在していますが、カレー作りにはちょっとした工夫で味が変わる、自分なりのアレンジができる楽しさがありました。
玉ねぎを炒める時間、ヨーグルトの入れる量やタイミング、ちょっとさっぱりしたいときはトマトをたくさんすりおろしてみたり。野菜ジュースやウスターソースを入れてみたり。

1時間くらいかけて玉ねぎを炒めた、優雅な日曜の午後

同じ味は2度とない。毎回自分色を出せる。そんな創作がしやすいのがカレーだと思います。

最近ハマっているのは、スパイスカレー。これも流行りですが、そのおかげでいろんなスパイスがすぐに手に入ります。

はじめはこんな状態なのに・・・

さいしょにスパイスを炒めるときに部屋に充満する香りが最高

いろんなスパイスを加えていくうちに、少しずつカタチになっていき・・・

カレー粉も複数種類をMIX
すきな野菜や肉をきざんで、、、もちろんヨーグルトも

最後は、世界にひとつだけのキーマカレーができる。

いただきまーす(卵くずれた)

ちょっぴり満たされる、自己肯定感

以前は、めんどくさくなると牛丼やお寿司やジャンクフードばかり食べながら、「あー、カラダによくないんだけどな」という自己嫌悪の気持ちもあったのですが、料理の楽しさを覚えてからは少しだけ「自分、やればできるじゃん」と自己肯定感を満たせるようになりました。

そして、介護ゆえ「週末、でかけられない・・・」というネガティブな感情から「家にいられるからたくさん作り置きできる!」というポジティブな感情にも転換できるようになりました。

自分のslackのtl(タイムライン)に履歴が残っていた

たのしいことをして、おいしいものを食べられるって、幸せだな。と気付かされました。

自分のためだけでなく、ともだちの誕生日に料理をつくって、喜んでくれるのも素直にうれしかったです。

アクアパッツァとアンチョビポテト
ガーリックトーストのブルスケッタとサーモンアボカドのクリームチーズタルタル

これも、創作の醍醐味だな。

平日の仕事がある日も、簡単なものであれば作れるような習慣ができつつあります。

トマトリゾット、鱈のレモンバタームニエルとサラダ


※ちなみに、去年のtlを見返すと牛丼やラーメンの記録ばかりでした。
成長している、わたし!

牛丼も、おいしいんだけどね

2023年に向けて

あらためて振り返ると、「創作」は身近に溢れていて、誰もができるものであり、そして日常に楽しさを生み出せるものだと肌身で感じることができたのも、noteに入ったおかげだなと思っています。

noteのクリエイターはもちろん、社内にも息を吸うようにたくさんの創作を楽しんでいるメンバーがいて、刺激をもらっています。

最近は、料理以外にも韓国語を学び始めてみたり、筋トレを始めたりと、新たなチャレンジもしているところです。
が、創作をはじめ、「つづける」ことって、三日坊主の私にとってはハードルが高くてなかなかむずかしいのが本音です。

ということで、せっかく今年学んだ「料理」という創作は来年2023年も楽しみつつ、1年後に「2023年に作ったもの」のまとめ記事を書くことをここに宣言します。

料理嫌いな人、苦手意識がある人に、この記事が届くといいなという想いとともに、この記事を締めくくりたいと思います。

明日はクリスマスイブ。なにをつくろうかな。

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