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面白くて2週連続で行ってしまった~!「アメリカでカニ釣り」

私はこれまで、釣りには殆ど関心が無かった。キャンプ場でマス釣りをして、焼いて食べて美味しい~!という経験がある程度だ。でも、先週行ったカニ(=ブルー・クラブ)釣りに、思わずハマってしまった。

なぜかと言うと、アメリカのカニ釣りは「釣りの3K(汚い、きつい、危険)」が無いからなのだ。私にとって釣りの3Kとは、餌に触ることが「汚い&気持ち悪い」。次に、魚がかかるまでずーーーっと待つことが「きつい」。そして、川や海などで溺れる「危険」と、釣れた魚を外す時に針に手を刺す「危険」である。

でもアメリカのカニ釣りは、気持ち悪い餌を触る必要が無く、待たなくて良く、浅瀬でやるので溺れる危険が少ない。小さな子供を連れても安心してできる。カニ釣り経験者(たった2回のくせに偉そう?笑)として、具体的なやり方をご紹介。

必要なものは、この3つだけ。
・細い紐(ひも)
・鶏肉(部位は何でも良い)
・大きな網

鶏肉に紐(5mくらい)をくくりつけて、海に投げる。紐の先は、拳くらいの大きさの岩にくくりつけておくと、流されないので良い。釣りなのに、釣竿も、針も、気持ち悪い餌も要らない。日本では、カニ釣り用の籠を使う事が多いようだが、そういう専門的な道具も要らない。

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紐が引っ張られる感じがあったら、カニが食いついた!という印し。実際には、鶏肉を投げてから食いつくまでに30秒もかからない。まさに「入れ食い状態」だ。カニが食いついたら、カニの歩調に合わせるように、"ゆっく~り"紐をたぐり寄せていく。少し斜め上に紐を上げてみると、カニの居場所が分かるので、後はもう一人が網を持って近づいて、カニをすくい上げる!

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なんてシンプルな作業!ポイントとしては、鶏肉&紐のセットを4~5個作って、海に投げておくと早い。食いついてから紐をゆっくり引き寄せるのに少し時間を要するので、家族連れなどで人数が居る時は、「紐を持つ係りが2~3人」+「網の係りが一人」で、近くに来たカニから順に捕獲していくと良い。今回は3家族集まったが、子供たちはすぐに飽きて自分たちで遊び始め、カニ捕りの実働人員は私も含め4人だった。「紐一人&網一人」のペアを2つ作り、3時間で22匹釣れた。足を除く体の横幅が5インチ(約13cm)以下の子ガニは違法のため、捕ったらリリースしたが、その分を入れると40~50匹は捕ったと思う。

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餌を投げればぐ食いつくし、紐を引いて網で捕って、投げては捕って、投げては捕って、休む暇が無く続く。「捕った~!」という瞬間の快感と、カニが小さい時の「今度はもっと大きいのを釣ってみせる!」というとで、どんどん捕りたくなっていく。

まるで「リアル・カニ釣りゲーム」だ。

(ゲームのリアル版って、何だか逆だが・・・)

本当に、初心者には中毒必至のゲームだと思う。次の予定の海水浴に「早く行きたい!」という子供に「あと30分だけ、勝負するから!(パチンコ中毒のセリフみたい・・・)とお願いしてカニ釣りに没頭してしまった。(ちなみに普段私はゲームやパチンコ、ギャンブル等も全くやらないので、誤解なきよう。笑)捕ったカニのハサミにはさまれるのが怖いって?甲羅(こうら)の両端を掴むと、はさまれることは無い。心配なら、網の係りだけ、保護つきの軍手を付けると安心だ。

捕ったカニはクーラーボックスに氷を入れて保存、一部はその場で料理するのも良い。前回はガスコンロを持参した人が居たので、その場でカニを真水で洗って、ラーメンに入れて食べた。(普段はインスタントラーメンは食べないけれど、今日は他の家族も居るし特別^^) カニの出汁が出て、なんとも美味しい。捕ったその場で食べるという、最高の贅沢だ。

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このカニ、ブルー・クラブというだけあって青いのだが、茹でると真っ赤になって普通のカニと同じになる。味も普通のカニだ。大きい方が身が多くて食べやすい。

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カニ釣りは、夜明け前から始めるのが良いらしい。カニが良く釣れる人気スポットがあって、夜明け前に到着するとすでに何台もの車が道路脇に停車し、カニ釣りをしていた。地元の人だろう、頭にヘッドライトを付け、音楽をガンガン鳴らしながら、楽しそうにカニを釣っていた。朝日が昇る景色も清々しい。

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そんな楽しいカニ釣り、日本でも同じなのだろうか?調べてみたところ、残念ながら全然違うようだ。。。防波堤などで、夜中に、カニ捕り用の網や籠を使って捕るのが主流らしい。これだと小さい子連れには不向きかな。釣りの初心者に向いているというのは同じだが・・・。日本にいる読者には、あまり参考にならず申し訳ない。「アメリカのカニ釣りって面白いんだな」と思って読んでもらえれば有難い。もしこれを読んで、「日本にも同じようなカニ釣りができる場所があるよ!」という方がいたら、ぜひコメント欄に記入して教えて頂きたい!!

ということで、アメリカでカニ釣りをする方のために(そんな人いるのか?)、カニ釣りでの注意点や持ち物などをお伝えしておきたい。

まず、事前にやっておくべき重要なことが、「ライセンス取得」だ。これは州のホームページで購入できる。現時点では、1日で11ドル(+手数料5ドル)、年間なら47ドル(+手数料5ドル)。16歳以下の子供は免除だが、カニを捕る人は必ず持っていないといけない。警察が見回りに来たときに提示を求められる。それから、捕った子ガニもすぐ逃がしておかないと、警察がクーラーボックスをチェックした時に子ガニが入っていると、ものすごい罰金(たぶん100ドルくらい)を取られるそうだ。

現地に着いてからやることの一番は、「日焼け対策」だ。夜明け前だから後でいいや、なんて言っていると、対策を怠ったままカニ釣りゲームに没頭し、気付けば真っ赤に日焼けする羽目になる。日焼け止めクリームは、耳や首の後ろ、足の甲まで、露出した部分は忘れずにしっかり塗ってから始めよう。ツバの広い帽子もあると良い。

その他には、
・真水を入れたペットボトル(手足を洗うのに使う)
・日除けのタープ(家族が休むのに使う、特に子連れは必須)
・椅子か敷物
・虫よけスプレー(虫がいる場合もある)
・救急用具
・タオル・着替え
などだ。

さて、カニ釣りの後はメキシコ湾の海水浴場へ。子供たちはこちらがメイン。気温30度、10月なのに大賑わい。クラゲも居なくて、遠浅で、この時期でも泳げるなんて素晴らしいね。

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コロナで3月からずーーっと自宅待機、慣れないアメリカで遠出も怖くて、今まで殆ど出かけていなかった。先週から久しぶりにレジャーらしいことができて、今までの鬱憤(うっぷん)を晴らすかのように、怒涛の勢いで2週連続、出かけてしまった。やっと夏らしいことができて、子供たちも大喜び。カニ釣り&海水浴に誘ってくれた在米歴の長い家族に心から感謝したい。


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[追記]ここまで読んで頂き、有難うございました。今までブログというものを書いたことが無く、専ら読む専門でしたが、いざ書いてみると ♡「スキ!」の数をチェックしちゃいますね(笑)
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