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成長にあった運動を!

今年も幼稚園関連のカルテ納品が終わりました。

なので、ホッとしています。

カルテは納品するだけでなく、全体の傾向も出して、園単位での傾向を分析してまとめた書類も作っています。

毎年必ず出している数字は、土踏まずが形成されているかどうか?というところ。

この土踏まずがあれば良いってことではなくて、身長と体重、運動量に応じて、土踏まずが形成されているのが理想的。

成長段階で、右があって、左は途中とか、去年は右がバランス良かったけど、今年は左のほうがバランスが良い、というのは割と多くて、左右交互にバランスをとりながら成長して行っているなぁ、と実感しています。

そして、3年間ずっと同じ状態が続く、というお子さんもおります。
その場合は、もし、現段階は問題がないけれど、専門的な運動をする場合には、左右差に注意をしましょう、とお伝えしています。

幼児期には大きな問題がなくても、ある程度専門的な運動をスタートすると、関節痛がでるケースが多く見られます。
その多くは、骨盤側の臼、寛骨臼の形成不全によるものです。

ただし、実際にこの診断を受けているお子さんは少ないのではないかと思います。
股関節自体に痛みとか問題が出ているケースであれば、気づいてくださるのは早いのですが・・・
これが、足首や膝の炎症だと、股関節が原因だと気づいてもらえないケースは多いです。
そもそも、膝や足首にかかる負荷は、股関節での体重分散がうまく行っていない時。
それを知った上で、足首や膝のケアをしてくださっている治療家の方は少ないように思います。

以前書いた記事でも、そのことについて触れていますが、スポーツ外来の先生は、機能解剖学も踏まえて症例を取っておられるので、見つけてくださることが多いようですが、幼児だとスポーツ外来に行くことは稀なんじゃないかと思います。

最近は、専門的なスポーツが低年齢化していますので、足裏診断など通して、お子さんに負荷がかかっていないか?と知った上でのアプローチを推奨しています。

こちらの記事も参照してください。

また、私たちが注意を促しているのは、幼児期のハイアーチです。

ハイアーチのお子さんって本当に運動ができるお子さんが多くて、一見注意を向ける必要がない場合も多いです。
しっかりしているし、コミュニケーションもとれ、ある意味回転も早いのです。
しかし、その分、緊張していることが多い、といいう面が表れてくるんです。

無駄な力を入れたままでいる、とも言えるので、自律神経の切り替えが苦手なお子さんも多いです。

頑張り屋さんですが、その分緩むことが苦手。
だから、疲れも溜まりやすいです。

そんな頑張り屋さんこそ、「緩む」事を知ってほしいです。

アクセルを踏み続けているのだから、エンジンブレーキで遊びを作ってほしいなぁ、と。

ハイアーチの記事はこちらもどうぞ

ともあれ、足裏から出てくる情報は無限なのかもしれません。
丁寧に見てきた8年間で、お伝えできることも増えました。

いつか、この足裏の情報から、その人にあった運動プログラムを配信できるようになりたいです。
世界中に届けたいことの一つです。

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