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店員さんの話も楽しい合羽橋道具街

先日、せいろデビューをした。

蒸し物は、火力調節も要らないし、放っておけばできるので、好きだった。
で、せいろあるといいかもね、という話になり、母と合羽橋へ繰り出した。


21センチのせいろ

プロの料理人御用達の店が並ぶ、合羽橋道具街。
大通りに、鍋や包丁、型やパッケージのお店が立ち並ぶ。料理好き、道具好きにはたまらないエリアなのだ。


合羽橋の面白いところは、「店員さんがホンモノ」なところだ。
工場直営だったり、コアな専門店に勤めているだけあって、道具への愛がすごい。
一つ聞いたら、十返ってくる面白さ。
好きなものへの愛情を語ってもらうのは楽しい。

一年半くらい前に、合羽橋で包丁と鉄のフライパンを買った。
これを研ぐのに、手持ちのシャープナーがそろそろ限界だったので、包丁を買ったつば屋包丁店さんへ寄り、おすすめを聞いた。

シャープナーのおすすめは教えてくれたものの、事情を話すとお兄さんの包丁愛が爆発。
シャープナーだと外側しか研げないことや、いい包丁は固い鉄で作ってあるので、砥石で研いだほうがよく、砥石なら年に1、2度研げば切れ味が持つことなど、包丁研ぎに関することを色々教えてくれた。
なんと店で研ぎのサービスもしてるそうな!

このお兄さんが、とても表情の変わらない方で、一見クールで無愛想にも見える方なのだが、
商品について、包丁についての説明を聞いているとわかる。
もう、熱い熱い男である。
もはや包丁売り職人である。

そういうギャップを知ると、なんだかグッときてしまう。

結局シャープナーは買わずに、包丁を持ってこようと決めた。
(因みに、家でこの話をしたところ、下に住んでる義父が包丁研げるとのこと!助かる)

帰り際、近くにトイレ借りられるところはないかというわたしの質問に、借りられるお店が見えるところまで案内してくれた。
無愛想どころか、とても気の良い人だった。

買ったばかりの頃の包丁と、
同じく合羽橋で買ったフライパン


また別の、雪平鍋のお店は工場直営で、実家の雪平鍋の柄が取れてしまった話をしたら、そういうパーツでも購入できたり、鍋トングみたいなものもあることを教えてもらった。
アルミ鍋は熱効率が抜群に良くて、薄いものは汁物に、厚いものは煮物に向いてるそうだ。
鍋は足りているのだけど、欲しくなってしまう。


量販店で自由に買い物するのも楽しいけれど、こういう専門店街で話を聞きながら買い物するのもすこぶる楽しい。
新しい知識が増えるのも面白い。
専門店ならではの、他には売ってない品揃えも興味深い。

そして、職人さんも使ってる、などと言われると、ちょっと良いものを使っているような気分になれて、いい気になれる。

いやいや、素人こそ、気分は大事。
散策スポットとして、おすすめの合羽橋道具街でした。

合羽橋の情報はコチラ👇



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