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♯13 さとゆみライティング道場に参加しました③

こちらの続きです。

文章のゴールを目指すために必要なこと

文章のスタートとゴールが明確になったあと、そのために何が必要かを教えていただきました。文章力や構成力、情報のリサーチなど、必要なことはたくさんありますが、ポイントとなるのは以下の3つです。

《1》文章はラブレターであると心得る
《2》書くことの9割は「聞くこと」
《3》自分に起きたできごとをくわしく観察する

上記のいずれも、簡単そうに思えますが、もちろん簡単にはできません。たぶん。

まず、相手の話を聞き切るって、意外と難しい。つい自分の意見や見解を述べたくなります。

それに、そもそも相手の言いたいことと自分の解釈が合致しているかどうかも怪しい。ズレが生じないよう時折確認をすることが必要ですが、タイミングを間違えると話の腰を折ることになるんですよね…。これは、営業職をしていたころに散々実感しました。

自分に起きたできごとを観察するのも、私は意外と大変。なぜなら、大雑把な人間なので、スルーすることが多いからですね…。「ま、いっか」「はい、次!」「仕方ない」←私が人生でもっとも使っている言葉ですが、大雑把ぶりが伝わるのではないでしょうか。

大雑把なことや、相手の話を聞き切ることが大変なことを把握できているのは、プラスかもしれません。気づくことができれば、あとは意識すればいい。徐々に慣れていくしかないです。

ヒアリング方法

文章で情報を伝える場合、欠かせないのが「ヒアリング」です。特にインタビュー記事やブックライティングは、ヒアリングが肝。ライターの力量が問われる部分と言えるでしょう。さとゆみさんが教えてくださったヒアリングの方法は次の二つです。

・炭田掘り(広く浅くヒアリングする)
・油田掘り(一つのことを深くヒアリングする)

二つの違いをイメージするなら、炭田掘りは黒柳徹子さん、油田掘りはタモリさんを思い浮かべるといいとのこと。確かに、黒柳徹子さんは幅広くいろんなことをどんどんヒアリングされています。タモリさんは、一つの事柄をどんどん深めていくイメージがあるな。言い得て妙、とはこのことかもしれません。

インタビューやブックライティングでは、この二つを巧みに使い分けます。どちらか一方だけで成立するものではないということは、私でもわかりますが、使い分けのタイミングをつかむことができるのだろうか(不安)。これも経験しながら会得するわけですが、正解があるわけではないでしょう。

書くことは、◯◯◯目線で生きること

この単元の終わりを締めくくる言葉です。◯◯◯に入る言葉はなんだと思いますか?

正解は「取材者」。書くこと、つまりライターとして生きるということは、取材者目線で生きると言うこと。

日常のささいな変化に気づくこと。
インタビュイーの表情や目線など、小さな変化に気づくこと。
あらゆることを疑ってかかること。

これらが根付くからこそ、「書くこと」で伝えていくことができるわけですね。

インタビューや題材の対象となる人や物に対して興味を持ち、おもしろがれるかどうかで記事は大きく変わるでしょう。また、どの記事にも、書き手であるライターの価値観がにじみでてしまいます。

だからこそ、敏感に鋭敏に反応しなければならない。そうしないと見逃すことが増えてしまうから。

ハードルがめちゃくちゃ高い気もするけれど、がんばるしかありません!




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