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♯23 さとゆみライティング道場に参加しました⑦

書き手が気をつけたいこと

こちらの記事の続きです。

ライティング(読み手に向けて意見や情報を伝えるために文章を書くこと)で気をつけないといけないことは、たくさんあります。簡単にまとめてみました。

◎平易な言葉をつかう

平易とは「わかりやすくやさしいこと」の意。よく言われるのは、伝える相手が小学校低学年だと思って書くということ。入れようとしているカタカナ語や熟語、慣用句は、小学校低学年に伝わるのか? それを意識できるかどうかで文章は変わるそうです。

◎長文は避ける方がいい理由

長文とは、長い文章のこと。文の終わりを示す句点の「。」がない一文を指すと考えてください。具体的には、一文が75文字以上になると、読み手は「長文」と感じやすいようです。

長文をなぜ避ける方がいいかというと、「主語が迷子になる」「論理接続がねじれてしまう」「文の構造把握が難しくなる」から。つまり「文の意味が伝わりにくくなる」のです。

よっぽどのライティング上級者であれば、100字を超える長文でも正しく意味を伝えることができます。でも、そうじゃないなら、短文(60〜70字程度)で「。」が来ることを意識する方がいいでしょう。

ちなみに、「読みやすい」と定評のあるライターさんほど、長文を書かれない…と、これは私の主観ですが。


近所の桜はこんな感じです。これはこれでとてもうつくしい(画像はぱくたそよりお借りしました)

◎文章量を減らしたいときは”ダルマ落とし”

文章量が多くなったので減らしたいという場合、私がよくやるのは接続語や重複する部分をチマチマ削ること。しかし、これをすると、文章全体がボヤけてしまいます。おそらくバランスが崩れるのでしょうね。怖いのは、論理破綻したことに気がつかないこと。脳がその文章に慣れてしまって、違和感を覚えないのです。日をおいて読み直したとき、そこでようやく気づくなんてことも。

さとゆみさん曰く、文章量を減らす場合は”ダルマ落とし”が適していると。文の塊を削除する方がいいそうです。たとえば「一文すべて」とか「ひとつの節をすべて」「ひとつの段落すべて」とかですね。削除をする際は、論理破綻や論理接続のねじれが起こっていないか再度チェックしなければなりません。

◎指先は嘘をつく

このセクションでもっとも印象に残った言葉です。「指先」というのは、もちろん書き手のこと。そう思っていないのに「つい」書いてしまった、ノリで「つい」書いてしまったことって、きっとありますよね。この「つい」が怖い。これが嘘だと、面倒なことになるかもしれません。なぜなら、書いたことは残るから。

書いた文章を読み直すとき、次のことを意識するといいそうです。

・上司がいるとイメージして、書いたものを見せられるかどうか
・知り合いや親しい人に見せられるかどうか

また、書くときは、読み手や取材対象者に敬意をはらうことも忘れてはならないと。取材対象者が時間を割いてくれたから記事を書けたし、時間を割いて読んでくれる人がいるから、発信できます。このことは常に意識したいと思いました。




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