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伊豆を愛する!コトウダ社長の一週間【森林整備について意見交換】

今年はもう梅を見に行かれましたか?

趣ある街並みがつづく伊豆市の修善寺温泉街。小京都とも呼ばれ、人気の観光スポットとして知られています。そんな修善寺エリアから車で20分の伊豆月ヶ瀬梅林で、現在、梅まつりが開催中です。

国道から少し進んだ高台に、2haもの広大な梅園が広がっています。植えられている梅の数は、約1,500本。さまざまな品種の梅が咲き誇り、山間に雅で華やかな空間が出現していますよ。

天城連山に響き渡る太鼓の音。
ぜひ味わっていただきたい!


3/5(日)、3/12(日)には、静岡県太鼓連盟に加盟する団体が腕を競い合う太鼓の祭典もおこなわれるようです。3/5(日)には、朝10時から13時頃まで計7団体が出演。

あたたかな春の日差しのもと、遠くに天城連山を望み、眼下には紅白に色づく梅の林が眺められる…。そんな気持ちのよい高台で、太鼓に心を震わせる週末を送ってはいかがでしょうか。



それでは本日も、伊豆を愛し、伊豆に愛された男ことコトウダ社長の一週間【2023/02/22~02/28】をお伝えします。



■2/27(月) 森林整備について意見交換。with 佐藤 亜弥さん(地域おこし協力隊)


伊豆市は市域の総面積の約80%が森林
で、天城山系などの山林に大部分が占められています。クヌギなどの広葉樹林では原木しいたけが栽培されていたり、谷川の湧水を利用してわさびが育てられていたりするなど、森林資源を活用した特産物も多いです。さらに、山々が織りなす美しい自然景観は多くの人を魅了し、全国から観光客が訪れます。

そんな伊豆市を語るうえで欠かせない森林ですが、整備が行き届いていなかったり、鹿などの野生鳥獣による被害が出ていたりするなど、深刻な問題も抱えています。

これらの現状や課題を踏まえて、コトウダ社長は、この日、地域おこし協力隊の佐藤亜弥さんと森林環境譲与税の活用について意見を交換しました。


///////// 森林環境譲与税とは //////////////////////////////////////////
森林環境譲与税とは、森林整備の財源として国から市町村に配分されているものです。森林整備をする人材の育成や、木材利用の促進、森林整備の促進に関する施策の普及啓発などに利用できます。
ちなみに、令和3年度伊豆市の森林環境譲与税活用事業の総額は4,073万3千円。ナラ枯れした危険木の伐採や、市内ジオサイトの整備、森林整備に必要な林道の補修などに充てられました。 /////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

参考:森林環境税及び森林環境譲与税:林野庁 (maff.go.jp)
伊豆市森林整備計画/伊豆市 公式ポータルサイト (city.izu.shizuoka.jp)
森林環境税及び森林環境譲与税について/伊豆市 公式ポータルサイト (city.izu.shizuoka.jp)




今回の意見交換で出たトピックを2つ、ご紹介します。

◆トピック(1) 水と空気の循環 ~『杜人(もりびと)~環境再生医 矢野智徳氏の挑戦』を参考に~

杜人(もりびと)~環境再生医 矢野智徳氏の挑戦』とは、地球のお医者さんとも呼ばれる矢野智徳さんの活動を追いかけたドキュメンタリー映画です。道路やダムなどの土地利用で、空気や水が循環しない土の層が増えたことによって、生物環境の機能に問題が生じているという考えのもと、「大地の呼吸」をキーワードとして、空気や水が通りやすくなるように、草を刈ったり、土を耕したりすることで、自然環境の循環を回復させようと取り組んでおられます。

わさびや川魚、温泉や滝など、豊かな水に支えられている伊豆市。その重要な水資源を支えているのが森林です。スポンジのように水を蓄えたり、洪水を緩和させたり、水質を浄化したりするなど、今後も森林が健やかに機能し続けるためにも、矢野さんの考え方を取り入れながら、伊豆市の森林整備を進めていきたいと考えるコトウダ社長です。

参考:杜人(もりびと)〜環境再生医 矢野智徳の挑戦 – MORIBITO – a Doctor of the Earth – (lingkaranfilms.com)
水を育む森林のはなし:林野庁 (maff.go.jp)



◆トピック(2) 「伐る・使う・植える・育てる」のサイクル ~岡山県真庭市の取組みを参考に~
市の面積の約8割が森林という共通点をもつ岡山県真庭市。市内には、原木市場や製材所、製品市場などがあり、木材の生産・加工・流通まで一貫しておこなえる木材の集散地として西日本有数の規模を誇っています。さらに、木材の残材をアップサイクルさせることのできる木質バイオマス発電所や、製紙原料の集積基地も開業し、町全体で森林資源を活用中。間伐を繰り返すなど、森林整備・保全も積極的におこなっています。

「伐る・使う・植える・育てる」という循環的な仕組みを実現している真庭市の取組みを、森林資源を持続的に活用する林業モデルとして注目していきたいコトウダ社長。伊豆市の林業を発展させるヒントが得られるのではないかと考えています。

参考:真庭市森林整備計画(森林法第10条の5) - 真庭市公式ホームページ (maniwa.lg.jp)



2018年西日本豪雨など、日本全国で豪雨被害が相次ぎ、対策が求められている今。持続可能な開発が叫ばれる今…。それらの課題を解決するキーは、林業かもしれません。

森林面積が市域の総面積の8割を占める伊豆市には、十分な森林資源があるといえるでしょう。そんな伊豆市の森林を、発見されていない伊豆市の宝のように思うコトウダ社長です。まだまだ活かせるポテンシャルのある森林資源を適切に活用・保全していくためには、どのように森林環境譲与税を使っていくべきか考え続けています。




以上がコトウダ社長の一週間でした。

今回は、森林整備についてのコトウダ社長の意見を、2つのトピックに分けてご紹介しました。森林の役割や森林環境譲与税について、もっと知りたい!という方は、ぜひ参考URLもチェックしてみてくださいね。

ハイキングにぴったりな春も訪れています。ぜひ伊豆の山を歩きながら、今回の記事のことを思い出していただけると幸いです。


では、また『伊豆を愛する!コトウダ社長の一週間』でお会いしましょう。毎週金曜日に更新予定です。ぜひお楽しみに!


2月25日(土)自転車健康づくりプログラム(最終日)への参加したコトウダ社長。
「自転車の聖地 伊豆」の街づくりにも取り組みつづけます♪


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