見出し画像

FlutterでGlobal Gamers Challengeに挑戦してみた話

春めいてきましたね!夫婦インディゲーム開発者、コトリヤマのサーヤです。お花見が待ち遠しいです

自己紹介

先日、初めてFlutterでゲームを開発するGlobal Gamers Challengeに参加しました。結論からいうととても楽しかったです!今日は企画から提出までの体験談をお話しします

Global Gamers Challengeとは?

Flutterで開発するゲームジャム
お題は「プレイヤーが環境のために小さな行動を取ることを促進するゲーム」
期限は8週間


きっかけは、うちに来たぬいぐるみ

DASH君

青い鳥のぬいぐるみを入手したのですが、ググったらDart言語のキャラでした。DartがFlutterで使用する言語だと知り、この出会いがきっかけでゲームジャムに参加することに

かわいい
魚みたい

Flutter開発に向いたゲームって?

初めてFlutterに触れるので、まずはFlutterの強みを知りたいと思いググりました。Android, iOSデバイス, webブラウザとクロスプラットフォームに対応すること。そしてUIに強いことがわかり、カードゲームを採用しました

環境問題からテーマを選ぶ

ゲームジャムのお題は「プレイヤーが環境のために小さな行動を取ることを促進するゲーム」

テーマを探すうちに気になるニュースを見つけました
海に漂流するゴミが海洋生物を傷つけているというものです
(苦手な方はご注意ください)

釣り針が体に食い込んだラッコ、漁網が外れなくて死んでしまったアザラシなど、調べるほどにショッキングな映像に出会い落ち込みました…
「助けたい」と思ったのと同時に、
問題が深刻で複雑なことに企画の難しさを感じました。
私はゲームを、友達と話す時みたいに明るくて楽しい体験にしたいのです。

企画

テーマは「ゴミが絡んだ海の生き物を助けるゲーム」に決まりました。開発スタートです!作る上で決めた指針がこちらの4つ

  • 明るくて楽しい

  • とっつきやすいルール

  • プレイ時間が短い

  • 繰り返し遊べる

試作


すごろくとトランプを組み合わせたら面白そうだと思いつき、実際にサイコロとトランプを使って2人で遊びながら試作しました 

鬼太郎トランプ
アグリコラ(ボードゲーム)の羊コマ

ルールを調整しながら遊んでいくうちに、設定も固まってきました

ゲームメカニクス完成

タイトル:Rescue Sea Friends
プレイヤーはサーファー。
ゴミが絡まったラッコやアザラシを助けるために、ゴミだらけの海を掃除しながら波乗りするすごろくカードゲームです。

遊び方はこんな感じ

1.サイコロを2つ振り、進む波を選びます

2.波にのると、カードがめくれてゴミが出現

3.スリーカードかストレートフラッシュを作るとゴミを掃除できます

4.ゴミが絡まった動物のいる岩場に止まると、サーフボードにのせられます

5.同じマークのゴミが3つ出るとゲームオーバー

無事にビーチへ戻れたらレスキュー完了!ゲームクリアです

さて、ルールとゲーム画面を共有したのですが、ここで問題が発生しました

問題発生

ゲームフローが把握しづらい。どのシーンがどこにあるのか、画面数が多すぎて検索が大変…という事態がおきました。
そこでもとが提案した方法が、壁フローです。

べんり

印刷したゲーム画面をペタペタと壁に貼り、ゲームフローを視覚化。「ここってどうなってる?」「このフェイズなんて呼んでる?」と打ち合わせがしやすくなりました

8週間のFlutter開発

初めてFlutter, Dartを学びながら短い期間で開発をするのは大変でした
果たして締切までに完成するのか…!?

高い崖
おつかれ

完成!提出!

無事にゲームが動き、提出できました!
アニメーションの実装や作り込みなどやりのこしたことがあるので、今後のリリースを目標に実装していきます

提出したプロジェクトページはこちら

Androidデバイスでのデモムービー


おつかれさまでした
長文になりましたが、最後まで読んでくださりありがとうございます!
完成したらぜひ遊んでいただけると嬉しいです!


Saya



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?