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ご質問にお答えします!『放送時間の調整方法は?』
脚本家志望の方から、こちらのご質問をいただきました。
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ご質問ありがとうございます。
放送・上映の時間について、脚本家は基本的に「適正なページ数にする」ということしか意識していないと思います。
ト書きを過剰に書き込み過ぎる等、書き方が不適切であれば、「ページ数から、放送・上映時間への換算」が大幅に狂うこともあるのでしょうが、不適切なほどト書きを書きすぎる人や、逆に脚本上に書くべき要素を省いてしまうような人がプロの脚本家になっていることはないはずなので、制作現場において、その種の問題は起きないのだと思います。
また”尺読み”については、脚本家一人の判断だけでなく、スタッフによる厳密なチェックも入り、決定稿に近づいていく過程で「今の原稿だと、〇分ショートします」のような指摘もしてもらえます。
脚本を決定稿とするには、時間の問題だけでなく、予算の枠に収まっているのか、キャストのスケジュールと照らし合わせて問題がないか等々のチェックも必要です。
これらのことも、脚本家が一人で丸抱えして判断するのではなく、スタッフ内での各方面からのチェックを経てクリアしていきます。
脚本家は、ドラマ・映画を制作するという「プロジェクト」の中で原稿を書く仕事です。
さまざまな面でスタッフからの要望、依頼に対応し、同時に協力も得ながら執筆をしているということです。
これからもお互いがんばりましょう!
ご質問のある方はこちらからどうぞ。
※シナリオコンクールの規定、審査基準に関してはお答えできませんので、その点はご了承ください。
脚本、小説の有料オンラインコンサルも行っていますので、よろしければ。
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