ご質問にお答えします!『回想シーンにモノローグを付ける場合の書き方は?』
脚本家志望の方から、こちらのご質問をいただきました。
私は、以下の例ように書き表しています。
○回想・中川宅の仕事部屋
中川がPCに向かい、一心不乱にキーボードを叩いている。
中川のM「あの日は締切直前で、一歩も家を出なかった……」
以下、補足です。
ご質問の「回想シーンにモノローグをつけたい場合」に限らず、あらゆるシーンに対して「唯一の正しい書き方」が存在しているわけではありません。
ですので、複数のプロが同種のシーンを書いたとすると、表現方法に違いが生じることもあります。
例えば上の例で言えば、モノローグを「M」と略さず、「中川のモノローグ」と書く人もいるかもしれませんし、「回想シーンであること」を表す場合に、柱を
○中川宅の仕事部屋(回想)
と書く人もいるかと思います。
これは「書き方のスタイルの違い」であって、「誰かが正解で、誰かが不正解」ということではありません。
いずれにせよ、プロが書いた商業作品の脚本であれば、多少の差異はあっても、スタッフ・キャストにスムーズに伝わる表現になっているはずです。
こちらの投稿もご参考までに。
これからもお互いがんばりましょう!
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