ご質問にお答えします！『シナリオスクールの先生に嫌われたかもしれません』
脚本家志望の方から、こちらのご質問をいただきました。
シナリオスクールの先生に嫌われているのではないかとご不安とのこと。
質問者さんとも、スクールの先生とも一面識もない私には、何ともお答えしようがないですが、仮に私が質問者さんのクラスの講師だとして、授業内で特定の生徒ばかりが発言し、他の人の発言の機会が少なくなっているとしたら困るだろうな……とは思います。
この投稿はあくまで、私の想像の範囲内でのお返事ですし、「しゃべらないほうがいい」とまでは言いませんが、脚本家を目指されているのであれば、「はじめて評価してくれた先生」だけでなく、同じクラスで学んでいる人たちにも関心を向けたほうが良いように思います。
「脚本を学びたい」という共通点はあるものの、クラス内にはさまざまな世代の、さまざまな経歴の人たちがいるはずです。
その一人一人と個人的な交流までは持たなくても、教室内でのふるまいや、授業中の発言に注目していれば、とても良い人間観察になるはずです。
人に興味を持ち、しっかりと見つめる目を持つことは、脚本家を目指す上で重要なことだと思います。
「はじめて評価してくれた先生」に好かれているかどうかばかり気にしているのは、言い換えれば、「自分にばかり目が向いている」ということではないでしょうか？
質問者さんが関心を寄せている相手は、実は「先生」ではなく、「質問者さん自身」であって、気に病んでいるのは「作品の評価」ではなく、「自分自身が好かれているかどうか」。
……ということなのでは？と感じてしまい、その点が、私にはとても気になります。
私が感じている通りだとすると、質問者さんは「脚本家を目指す上で有益な人間観察の機会」も、「自分の作品に集中して筆力を上げる機会」も逃していることになります。
もっと「まわりの人」「自分の作品」に対して目を向ければ、「いつも不安」という状態から脱することができるのではないでしょうか。
これからもお互いがんばりましょう！
ご質問のある方はこちらからどうぞ。
※シナリオコンクールの規定、審査基準に関してはお答えできませんので、その点はご了承ください。
脚本、小説の有料オンラインコンサルも行っていますので、よろしければ。
これまでに脚本家志望のみなさんからいただいたご質問への回答は、こちらのマガジンにまとめてあります。
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