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心のひきこもり day2

すこしずつ、一人きりが落ち着くようになってきた…と書いたそばから寂しくて、そして自分の思考が気持ち悪くて泣きそうになる心を律しようと無理をしている。

写真はおやつのたい焼き。日替わりの中身で濃いチョコ味。

そう、「心のひきこもり」として、いろんなSNS投稿とチェックなどを、なるべく控えて、かつ仕事に全力を注ぎ、生活に集中して早寝をしている私は、もちろん無理をしています。とことん自分と向き合っている。

私はたまにこんな風に自分で人体実験をするのが好きで、快適で自然な流れにあらがったりして、自分がどう変化するのか観察したりする。今回も、だいたい、そんなような試みだ。いい方向に転がると思ったけれど、苦戦している。

好きな人を嫌いになることについて考えている。今日は私が、世界で一番好きな漫画『ハチミツとクローバー』作:羽海野チカさん について少し触れながら話したい。

私は人に嫌われることがないように、十分に気を付けて生きている。過度なことを言わない・しないことによって距離をはかっている。だから、そういう感情から一歩引いたところにある文学や哲学が好きだ。これらは第三者的視点で、好きだの嫌いだのの感情を観察・考察できるから。

そして、それは同時に誰かを極端に嫌いになることがないように、注意しているとも言える。これを読んでいる私の知り合いの方々には、「嫌いって、自分かな…」と誤解しないでほしいのだが(笑)

ハチミツとクローバーの好きなシーンの一つに、野宮さんという建築デザイナーに同僚で友人の山崎くんが言うセリフがある。

「なんでお前の恋愛って、傷つけることが前提なの?」
「俺は好きな子が出来たら、うんと大事にしようって思ってたぜ?」

これに野宮さんは目から鱗を落とす。野宮さんは山田さんに片思い中で、山田さんを傷つけそうだから”近づかない”と予防線を張っていた。詳しくはこの記事など参照しみてほしい。ネタバレ記事です。

まあ私の場合は、恋愛に限らずこんな風に人に近づきすぎるのをずっと怖がっているわけだ。実際これまで、いろんな人を嫌いになってきて、嫌いになってしまう自分が大嫌いだった。だから、全部ひとりで解決できるようにならないといけない。そんな考えは本当に大変で、ばかばかしく思うけれど、なかなか、そこから抜け出せない。

突き詰めると、誰かを嫌いになりたくないから、好きにもなりたくない…という、とんでもない不器用であまのじゃくな考えだ。

今回の「心のひきこもり」は、ただでさえ在宅勤務で外に出ない引きこもりで、体調もあまりよくないし、仕事は追い込まれまくっているにも関わらず、ずぶずぶと自分で自分を苦しめているような気がしてきた。

でも私は頑固なので、自分なりの正解をここで見つけないと納得できない。

人に対して、どんな風に自分があるべきかという問題は、いつも迷う。なるべく純粋で素直にいたいけれど、大人になるとそうもいかない…と思っている。

・・・と思う一方で、こんなことで真剣に悩む私は実はめちゃくちゃ純粋で素直じゃないかとも思う。居心地のよいところにいるままで、ずるしたくないという気持ち、わかってくれる人はいるだろうか。

でも本質的なところは、そこにはないこともわかっている。山崎くんの言うように、好きな人を、うんと大事に思って幸せを願うことができる心の強さがあれば、何も問題はないはずだ。それが全てだ。

もう一つハチクロの好きな場面を引用して終わろう。

自分探しのためにママチャリで旅に出た竹本くんに対して、森田さんの一言。「なんで自分を探しに行くんだ?自分はここにいるじゃないか」

(手元に漫画がないので言葉がちょっとちがうかも)

やれやれ、私めんどうくさい。

エチカ


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