見出し画像

1月28日

美しさってすごく大切。哲学の分野のひとつに美学っていうのがある。

美学は、なにについてでも当てはめて、検討できる。例えば、演劇、ファッション、建築、食事、美術、占い、生き方、顔の造形、、なんでも。美とはなにか。語り尽くせない大きなテーマである。

今日は身なりのことについて。

あまりいい言葉でないけど、足元を見るという言葉がある。相手の身分などの弱みにつけ込む、といったような意味だ。

街頭セールスの人は、通りがかる人の靴、つまり足元をみて売る人を選ぶそうだ。買ってくれそうな人を見抜くんだな。

身に付けているものが、きれいに手入れされているかどうかは私にとって、けっこう大事。お金をかけているかどうかというよりも、毛玉がついていないかとか、靴が磨かれているか、シワシワじゃないか、ヨレヨレじゃないか、などを見てしまう。古くても良いものを大事に使っていれば、とても印象がいい。

特に都会に出て来てから、電車の前で並んでいる時、危ない目に遭わないために、変な人の近くに乗らないように気をつける。そんな時、基準はやはり、靴がきれいかどうか。靴がきれいな人に悪い人はいない、というわけではないけど、常識があるかどうかの一つの基準にはなる。

観察していると、靴紐が解けたまま歩いている人や、いい靴を履いているのに磨けていない人、とびきり最新のスニーカーを履いてる人、すごく高いヒールを頑張って履いている人、いろんな靴があり、そこにはいろんな人生がある。

どんな人でも同じように朝、玄関で靴を履いていることを想像すると、どんな人にも生活があることを察して、愛おしくなる。

身に付けるものは、こんなにも自分を表す。不思議だ。本体はその中に隠されるのに。

そんな1月28日。

エチカ


いただいたサポートは自分磨きのため(書籍代・脱ひきこもり)などに使わせていただきます。