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何を撮っていますか?

写真を撮るのが趣味です。 そう言うと、決まって「何を撮っているか」と訊かれる。 至極もっともな質問なのだけど、上手く答えられた試しがない。 多分、質問者は具体的な対象を訊いている。 花、動物、絶景、人、美味しい料理、かわいい雑貨。 「上手く答えられない」という話題もよく見かける、n番煎じというヤツだ。 私はずっと「何を撮っているか」を言語化したいと思ってる。 例えば、私はどうしてこの写真を撮ったのだろう? 色褪せた看板がサザンカに飲み込まれているけど、なんだかサザ

    • 赤い情熱と深淵の緑なCLASSIC Neg.

      きつねとたぬきの話ではなく、赤と緑が印象的になるフィルムシミュレーションCLASSIC Neg.の話。 X-T5を手にして初めて撮ったのは山茶花でした。 その時に設定してみたのが、CLASSIC Neg.でした。 ファインダーを通して見えた世界に、 「えっ......、好き」とトキメキました。 なんだか大正ノスタルジィな色だな。 クラシックだけどノスタルジィ......フヒッと くだらないことを思いながら、深い緑色に酔いしれたのです。 内に秘めた何かがありそうな赤色に

      • 焼き菓子を好きに撮る

        商品撮影でもなく、ただただ大好きな焼き菓子を愛でて撮る。 岐阜にある「菓子工房さっちん」さんとスナップフォトグラファーの鈴木知子さんによるコラボ企画に参加して、思う存分にひとり遊びしてきました。 好きな焼き菓子を3種選んでセッティングして撮るという講座なのですが、これがひとりっ子の心に刺さるのです。 ままごと大好き、ひとり遊び上等なひとりっ子にとって、素敵なお皿に小道具を選びたい放題の環境はパラダイスと言っても過言でもなく。 ああでもない、こうでもない...と色々試して

        • 自分という意味

          色々あって「おら東京さ行けね。」状態だったのですが、この度解禁。 解禁されたならば、観たいと思っていた写真展に行けるじゃないか。 そんな訳で、神奈川県伊勢原市に行くのに新宿へ大いなる寄り道をすることにしたのです。 観に行ったのは、川野恭子さんの「何者でもない」。 すでに終わってしまった展示ですが、未だに受け取ったことを咀嚼しています。 作品をひとつひとつじっくりと一周観て、最後の言葉たちを自分に染み込ませるように何回か読んで、受け取ったことを噛み締めて、またもう一周。 さ

        何を撮っていますか?

          ETERNAとX-T5と時々XF30mm Macro

          去年にカメラをFUJIFILM X-T3からX-T5にアップデートして数ヶ月。 好みだろうなと思っていたクラシックネガやノスタルジックネガはやっぱり好みで、最近はどちらかに設定することが多い。 だけど、○○ネガを使いこなせなくて、馴染みのクラシッククロームにすることもある。 とは言え、これまでクラシッククローム一辺倒だったのだったので、フィルムシミュレーションを変更する頻度が増えたので、なんだか忙しい気がする。 私のフィルムシミュレーション三強時代到来...などと思ってい

          ETERNAとX-T5と時々XF30mm Macro

          Shijima

          花びらが落ちている。 それは、終わりの予兆。 私は終わりへと向かう花を観察し始めた。 これは、その記録。 終わりという区切りは、どこだろうか。 花びらがすべて落ち、その花びらの色が変わっても、それは美しかった。 静寂の中で、終わりについて考える。 花びらがすべて落ちたのだから、花としては終わった。 けれども、花だったモノはまだそこに在る。 そして、変化を続けている。 そうやって変化し続けていく限り、終わりはないという気がする。 終わりと始まりが絡み合う。 終わりも始ま

          写真を撮る理由

          とてもありきたりな話だけど、深く考えたことは無かった写真を撮り続ける理由の話。 きっかけは、これから長い付き合いになるだろうな〜と思ってた方を偲ぶ会でした。 「写真を撮り続けるコツは、自分に飽きないこと。」 「もう命が無いと分かってから見た夕焼けは美しいとは思えなかった。」 そんな話を一日の内に別々の会話から聞きました。 記憶力がアレなので、大体そういう内容だったという感じで申し訳ないのですが、この2つが私の中では繋がったのです。 何かに感情が湧くということは、世界

          写真を撮る理由

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          Ephemera 2022.02

          Ephemera 2022.02

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          Ephemera 2022.01

          2022年01月の絵日記のような写真たち。

          Ephemera 2022.01

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          Ephemera 2021年12月後半

          Ephemera 2021年12月後半

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          Ephemera2021年12月前半

          Ephemera2021年12月前半

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