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ぽんこつ仲間…
Twitter で見かけ、心惹かれ購入した本。
『ロボット・イン・ザ・ガーデン』デボラ・インストール
軽いテイストで、でも甘々すぎない、少し現実から離れたストーリーを心が欲していたようで。まさにそんな気持ちにピッタリのストーリー。
近未来のイギリス南部に暮らす夫婦。弁護士として活躍するエイミーと、両親を亡くしてから前に進めず漫然と過ごしている30代のベン。危機的な結婚生活を送っているふたりの自宅の庭に、ある日突然やってきた旧型ぽんこつロボットのタング。家事を担うアンドロイドが家にいるのが当たり前のようになっている世の中、エイミーが欲しいのは新品のアンドロイド。
ベンは、壊れかけているタングを直してくれる人を探すための旅に出ることに。ベンとタングの珍道中。世界を股にかけた冒険。戻ってきてからの展開…。
思いがけず東京も登場したりして。
楽しかった~。
タングの可愛らしいこと!
思わず笑ってしまったり、ほろりときたり。
残念ながら私には子育ての経験はないけれど、子育てをしたことのある人にとっては、タングと子供が重なるところがあるかも(!?)
この本を読んでから、私のココロの中にタングが住み着いた感じ。
○○をやらなくちゃ…と思ったりすると、「どうしてやりたくないことやるの?」なんて聞かれたり。あれやこれや、「ね~、どうして?」と質問攻め。「あのね、人間の世界はなにかと厄介なのよ…」と自分を納得させようとして失敗したりして。これは、悪くないかも。
今日の写真は、そんなふうに心の中でタングと会話しながら眺めた(笑)紫陽花の葉。枯れゆく葉の深みのある色の美しいこと。
この本はシリーズ第1作。現時点ではあと2冊出ているようなので、続きを読むのが楽しみ。
劇団四季での舞台化も決定しているようだし。
たくさんの人に愛されている物語なのだなぁ…。
時として人生は奇妙な回り道をするもので、そんな時には人生とハイタッチでもして流れに乗るしかない(文中より)
本との偶然の出会い。私のココロに新たな風が ♪
ぽんこつタング君、ぽんこつ仲間としてこれからもよろしくね。
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