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夫とのやりとり記録:シェアメイトとのいまこみ 22.11.29

私が東京から少し伺いながら帰ると、るきは疲れてはいたけど落ち着いていた。
カレーもコーヒー豆もおはぎも全部るきへのお土産だとわかると「こんなに買ったの!笑」と嬉しそうに笑った。
それを見たら一気に力が抜けて、何であんなふうに怒るんだの気持ちと、ほっとして泣きそうな気持ちと、やっぱり好きな気持ちがごちゃまぜになって、頭でるきの脇腹をぐりぐりして唸った。
相手との関係構築に必要なのは、いかに相手の前で2歳児になった姿を見せられるかだと思う。

その数日後、シェアメイトとのオンラインいまこみがあった。

《前提のお話》
・私は津和野で夫婦二世帯でシェアハウスをしている。現在相手夫婦は里帰り出産のため帰省中。
・いまこみは『いまここミーティング』の略。『今ここにある気持ちにフォーカスし、お互いの感じていることを聴き合うこと』を目的とした場。


メインは相手夫婦の話を聴くことだったけど、るきの状態も最後にシェアさせてもらった。
私が東京前に起こった話をシェアし出すと、途端にるきが腹を捩って笑い出した。
聞くと、恥ずかしさかららしい。なぜ自分がそんな行動に出たのか、今考えても理不尽でわからないのだ。
「そのときだけ別の人格がいるみたい」
るきのその言葉が印象的だった。

るきは第三者がいると、すごく落ち着いて自分の内面を話せる。
私だとどうしても身内の甘えが出てしまうけど、それはある種仕方ないと思っている。
シェアメイトは二人とも対話を学んでいる人だから、役割分担したり聴く場を定期的に設けたりして、るきの気持ちが健やかになれば良いなと思う。


ちなみに、あの夜ANAのお客さまセンターに申し訳なかった旨をメールしたら、次の日見たことないような敬語を使って丁重に返事がきた。
そりゃあ会社としたら受け入れるしかないけど、私はそのとき、自分の申し訳なさに寄り添ってもらえたような気がして、東京の電車の中で少し涙ぐんだ。

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