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自分軸(わがままとの違い)

今回のテーマは自分軸についてです。

私は普段、様々なツールを使って「自分の本当の気持ちを大切にしてください」ということを、今生き辛さを感じている皆さんにお伝えしているのですが、「自分の本当の気持ちを大切にする生き方」とは「自分軸で生きていく生き方」にも繋がるのではないかと感じています。

しかし、こういったことをお伝えすると「自分軸で生きるとわがままになってしまいそう」と言われることもよくあり、今回は自分軸で生きている人の特徴を挙げながら、そういった「自分軸とわがままの違いについて」もお話ししていきたいと思います。

自分軸で生きる生き方とは

自分軸のある人は、他人の意見に左右されず「自分がどうしたいか」「どうありたいのか」という基準を持って行動できる人のことを言います。

その対義語としてあるのが「他人軸」という生き方になるのですが

こちらは自分の考えや、やりたいことよりも他人からの見られ方や他人の気持ちを優先して行動する人のことを言います。

一見、他人軸の方が相手を思いやれる人のようにも聞こえますが、中身を知ると全く違ってきますので、ここからは具体的に自分軸で生きる人はどういった特徴があるのかを4つほど挙げてみましたので、他人軸と比較しながら解説していきたいと思います。

自分軸で生きる人の特徴4選

①他人の意見や考えに左右されず、自分の意志やあり方を大切に行動できる

「どうすれば正解なんだろう?」と外側に方法や答えを探しにいくのではなく、私は「どうしたいか」というハートの声を聞いて選択できるのが自分軸で生きる人の一つ目の特徴です。

これが他人軸になってしまうと、他人の目を気にして本当の自分を表現できない状態になってしまいます。つまり周りから『どう思われるか』が選択の基準となってしまうということです。

②他人の反応に自分の価値を委ねない生き方ができている

これは、先ほどの特徴①でお話しした他人軸の生き方のように「こう思われたらどうしよう」とか「こう思われたら嫌だな」ではなく、「自分はこうしたいからした」という選択と行動が自分軸のある人はできるので、仮にどう思われたとしても、自分に対する責任と人生に対する覚悟が持てているため、例え自分の行動の結果、目の前の相手のリアクションが思っていたものと違ったとしても、「だから自分はダメだ」と思うのではなく、どんな自分であっても価値があると自分が理解できているという状態です。

これが他人軸になってしまうと、他人の反応に自分の価値を委ねる生き方になってしまうのでいつも誰かに振り回されてしまいます。

例えば

「いい奥さんだと思われたい」と他人の目を気にして行動をしたところ、それをうまくできなかったり、誰かに否定された時に、「そうできない自分はだからダメなんだ」とか、「価値がない」となってしまい、まさに他人に振り回されている状態だと言えます。

反対に「自分は旦那さんのためにこうしたいからした」と行動に移した結果、周りから「いい奥さんだね」と結果的に褒められたというのは自分軸の行動の結果となります。

仮に褒められなかったとしても自分の意思によって行動できたことにより自己信頼感が高まり、日々の幸福度も高まるでしょう。(もちろん気持ちをただ押し付けて満足するという意味ではありません)

③相手の価値観や気持ちを尊重することができる

自分軸で生きられている人は、自分にも「大切にしたい気持ち」があるように相手にもそういった「大切な価値観」があるということ、そしてその人はその人のペースで成長していたり学んでいることが理解できるため、自分の気持ちをただ押し通すだけでなく、相手の気持ちも尊重して歩み寄ることができます。

つまり、相手にも相手の世界があることを理解しているので、相手を無理に正そうとしない、する必要がないということを理解しているということですね。

それが反対に、相手をコントールしたり、相手に依存する生き方になるとそれは他人軸になってしまいます。

私も我慢しているんだから「あなたも我慢してよね」と自分の気持ちを押し付けたり、

「家族なのに、パートナーなのに、どうしてわかってくれないの!認めてくれないの!」と自分に対する自信のなさを相手に埋めてもらおうとしたり、

相手の気持ちを押さえつけてまで、自分を主張することで「正しさ」を人から認められることが、自分の価値を認めてもらえていることと勘違いしている状態になると、

立場の弱い相手を見つけてはコントロールしようとしたり、反対に、立場を利用して助けてもらおうと依存しなければいけなくなってしまうということですね。

④等身大の自分(良いところも成長が必要なところも)を見つめる強さがあるため、他人のせいにしない

自分軸のある人は、自分には自分の、相手には相手の課題や都合があるということを理解しているため、自分の「こうしたい」という信念や大切な在り方をもとに行動したことは、どんなことがあっても、どんな結果になろうとも相手のせいにする必要がないということを根本的な部分で理解しています。

とはいえ、これは自分軸のある人は「だからイライラしない」とか「怒ってはダメ」ということではなく、そうなるのは内側に原因があるからだと、そのイライラやモヤモヤから気がつける人であるということです。

これが他人軸の生き方になってしまうと、等身大の自分を見つめる強さがないため、すぐ他人のせいにしてしまいます。

自分を過大評価することで「もっとできるはずなのに」「もっと自分は評価されるべきだ」と思い込んだり、反対に自分を過小評価することによって「こんな私でもわかるのになぜ相手は自分のようにできないの?もっと頑張ればいいのに」と周りを巻き込み、自分のしたことに対する責任を取らずに、いつもうまく行かないことを他人のせいにしてしまう生き方になってしまいます。

ということで今回は4つ特徴を挙げてみました。

わがままと自分軸の違い

そして、ここからは自分軸とわがままの見分け方にも繋がってくるのですが、当然自分の気持ちを主張した際にはそれぞれの立場によっては「わがままだ」と捉えられることもあります。それは人それぞれ価値観が異なるからです。

そのことを自分軸で生きられている人は理解できるため、相手を無理に納得させようとせず、かと言って相手にただ合わせるのではなく、相手の気持ちも尊重することができることによって、シンプルに「考え方の違い」として出来事をみることができます。

相手を変えようとすることも、自分を自己否定することもなく「フラット」にその状況の解決策を見つけ出すことができるということなんですね。

ということは、結局どこまでいっても、自分の人生の責任は自分でしか取れないし、あなたを幸せにしてあげられるのはあなたしかいないということでもあります。

どんなにそこに愛があろうとも、他人が自分の人生をどうにかしてくれることはなくて(もちろんできないことや苦手なことを助け合ったり補い合うことはきでても)、

いくら目の前の人が「あなたのためよ」だから「こうしなさい、あーしなさい」とあなたを変えようとするということは、結果的にコントロール意識にも繋がり(もちろん全く愛がないという意味ではありません)、

もし本当にシンプルに、相手を思うのであれば「相手の気持ち」に寄り添った上で、必要であれば「私はこう感じる」とアドバイスをしたり、できることで助けたり、もしくはそっとしておくというが本当の愛だと私は感じます。

ただ、そうなることって誰にでも普通に起こる事だし、だからそんな人たちがダメだということがお伝えしたいのではなく、

そういった人たちを変える必要もなくて、それはそれでその人たちの学びなので「ありがとね」と受け取った上で「じゃあその人の意見も参考に自分はどうしていきたいか」ということを“あなたが考えられるかどうか”ということが1番大切だと私は思っています。

つまり、「いろんな立場を生きている人がいる」この地球で、あなたの立場「あなたを生きているあなたの在り方」もあっていいし、むしろそれを見つけたくないですか?ということです。

「あなたがあなたの人生をどう生きていきたいか」これを日々感じて大切にできる、この生き方がまさに自分軸で生きるという生き方であると私は思います。

もちろん、「聞いておいたらよかったなあ」って思うこともあるかもしれませんね。相手だって善意で言ってくれていますから。

でもそれも自分で決めたことだから、失敗ではなく経験だったということです。その人のようになる必要もその人の人生を生きる必要もなくて、あなたの人生をぜひ生きてください。

ということで最後まで読んでくださりありがとうございます。何かためになればぜひ「スキ」を押して頂けたら、とっても嬉しいです!

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