ゼロから創りだすことが苦手だ
何もないところから何かを創りだすことが苦手だ。
少しでも手がかりが欲しい。
全くのゼロから、というわけではないが、今日の午前中こんな連絡をもらった。
①
「今度サイトを作ろうと思うんだけど、そこで記事を書いてみない? それって、どんな記事だったらいいかな?」
②
「(今度行うセミナーでの)アンケート項目で必要なものがあったら教えてね」
いずれも「おお!気分が乗る~!」ということだったので、すぐにでも返事をしたかったけれど、私にとってはテーマが大きすぎて何を言ったらいいのかわからず、少しの間考えてしまった。
それはまるで
「私に似合う服を作ってみてよ~」ということだけを、言われるようなものだ。
ここでアーティスト気質な人だったりすると、ぱぱっと似合う服、色が浮かんで作ることができたりするんだろう。
しかし私はできない。
どんな色が好きなの?
どういうところに着て行きたいと思っているの?
素材は何が気持ちいいの?
これまでにどんな服をよく着ていたの?
どういう感じの服だと気分が上がるの?
こういうことを聞いて初めて、その服のイメージが浮かび上がる。
逆に言うとそのイメージが浮かび上がらない限り、何もできない。
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これが私の中で長い間コンプレックスだった、ということにさっき気づいた。
頼まれたなら、細かく相手の要望を聞きださなくてもパパッと形にできる人に憧れていた。
いちいちその人の要望を細かく聞かないとできないなんて、なんて独創性やオリジナリティがないんだろう。
様々なことを聞いている間に、相手は興味を失うんじゃないか…
そんなことがこういう場合、真っ先に頭を過る。
相手に合わせる
なるべく相手の意図を汲む
それは、イコール「自分がない」ということに繋がっていたのだ。
私の場合。
なるべくその人の要望を聞きたい。
その人が表現したいことをなるべく汲んで進めたい。
その人が輝くポイントを掴みたい。
一見いいことのように思えるけれど、私にとっては相手の意見を聞かないと何にもできない人(=ダメな人間)ということになっていた。
ということに今日のやり取りで気づき、それぞれにこんな返信をした。
①
「どんなサイトにしたい?って話を聞けたら、私の中でイメージが膨らむので、それを聞きたい。まだ全然イメージできていない中で、好き勝手言わせてもらえるなら、Aというやり方やBというやり方で、あなた自身やそこに集う人を魅力的に紹介できる記事を書いてみたいな」
②
「今既に挙がっているアンケート項目を教えてもらえたら、いろんなイメージが浮かぶので、教えてほしいな」
そして、①、②ともにそれぞれお返事をもらい、その先のイメージがぐんと拡がった。
私は何かタネがないとイメージが浮かばず、それが自分にとってダメなことだと思っていた。
けれど、タネはどんなものかを知って、そのタネはどんな花が咲くか一緒にイメージできたら、そこまでの過程はグンと短い時間で表現できる(と思う。人と比べたことがないのでわからないけれど)。
書いていてちょっとまだ痛いから、完全に過去のものになったわけではないだろうけれど、書けるということは少しは客観的に見ることができたということだろう。
自分の中にある、ちょっとそのままでは苦しいクセに気づいたんだなー
そしてそれを踏まえて、相手に要望を伝えることができて素晴らしい!(と、今日は自分のことを褒めておこう(笑))
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