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12月1日の夜に

ちょっと換気をしようと思って、部屋の窓を開けたら途端に寒くなった。

そうだよな、今日から12月だもんな。

年々時間が過ぎるのが早くなっている気がするけれど、今年は猛スピードだった気がする。

何をしたわけではないけれど、とにかくあっという間に過ぎた。

毎年比較していたものが、今年は比較対象にならなかった。

お花見
学校のプール
花火大会
運動会
秋祭り

なにもかも、これまでとは違っていた。
違ったまま、年を越そうとしている。

何も考えず、今までと同じように過ごせると思っていた日々は、なんと儚いものだったのだろう。
そしてなんとありがたいものだったのだろう。


一気にいろんなことを考えて、自分と対話して、吐き出して…
これまで目を背けていたことに、膝を突き合わせて…
好きだと思っていたことはそんなに好きでもなかったことに気づいて
好みなんて変化するんだよな、という当たり前のことを受けいれて。

いやはや、できないことは増えたけれど、目まぐるしく変化する年だった。

残りの1ヶ月、どんな風に過ごそうか、と考えたとき
「自分の中の軽やかスイッチをぽちっと押して楽しむ」
って出てきた。

ドーナツについている砂糖のしゃりしゃりを楽しむ とか
ココアにマシュマロ浮かべてみる とか
落ち葉をがさごそ蹴散らしながら歩く とか

そんなこと。


皆さんの12月も、楽しさが感じられる瞬間が増えるといいなぁと感じつつ、そろそろあったまったお布団に入ることにします。

おやすみなさい。


写真は9年前の12月1日に撮影したもの。
あの日の夜はどんな気持ちでお布団に入ったんだろうなー

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