宇宙で一番おいしいと思っているお菓子
「いま、私が宇宙で一番おいしいと思っているお菓子だよ」と言っている愛しのお菓子がある。
「PRESS BUTTER SAND」
初めて食べたときに、
「な！なんと！探し求めていたクッキー生地がここに！！」
となり、出会えたことに感動した。
その上、キャラメルがそのクッキー生地に挟まれているのだ（クリームも挟まっているが、キャラメル好きなのでそちらに気持ちが傾く）。
地方に住んでいる私は、
東京に出張に行くと弟が言えば買ってきてもらい（その受け取りに往復1時間半かけて弟の家に行ったが、そんなことは全く苦ではない）、
妹が東京に行くと聞きつけたら「ぜひ！！」と頼み込み（その後お互いに実家に帰った際に受け取った。賞味期限が多少過ぎてようと、私は全く構わない）、
偶々東京に行く用事が続いた2月と4月には、私自身も並んで買った。
そして「食べさせたい！」という友だちには、冒頭のセリフとともに渡していた。
そんな愛しのお菓子。
食べたい！がおいそれと手には入らない（東京はちょっと遠い）。
そんなお菓子がこの夏、東京以外でも買えると妹から情報が入った。が、なかなかタイミングが合わず買いに行けない（東京よりは近いが、やはり少し遠い）。
うぅ…近くには来ているが、行けないのう。ともどかしく感じていた。
そんなとき、立て続けにいただく機会があった（私にとっては僥倖とでも言うべき出来事だった）。
夫の実家に帰省していた際、義妹が東京へ行ってきたと言って持ってきてくれた。
帰省を終えて自宅に帰ってきたら、近所の友だちが「今日買いに行ってきた」と言って持ってきてくれた。「大好き！って言ってたから」と。
そして私は知った。
「好きなものを”好きだ”」と言うことの大切さを。
義妹は、私が愛しているお菓子だとは知らなかったが、義母が「私たちは1つずつ食べたらそれで満足だから、そんなに好きなら残り全部持っていって」とありがたい言葉をくれた。
「好きなものを”好きだ”」と言っていると、手元に来る機会が増える。
それがいつかはわからないけれど、だからこそ手元に来たときはとても嬉しい。
あぁ、いい夏だ。
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