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クラリネット愛すごかったんです私

これまでに夢中になったモノやコト
1ヶ月書くチャレンジ


元々、親がピアノの先生で、私もピアノをやっていたこと、音楽が好きだったこともあり、小学校でも器楽合奏をやっていた。

その時は、アコーディオンや鍵盤ハーモニカなどしかできなかったので、管楽器というモノにものすごい憧れを抱いていた。


中学校に吹奏楽部があると母から事前に聞いていたので、入学前から吹奏楽部に入ると既に決めていたくらい。

私の入学した中学の吹奏楽部は、入学式や卒業式の入退場に演奏をしてくれる。

入学した当時の記憶はもうどこかにいってしまったけど、先輩達が演奏する音楽で入退場できるなんて、私も早く演奏したい!とウズウズしていたような気もする。

一週間の体験入部の期間、私は他の部の見学に行かず、吹奏楽部に毎日通うほどゾッコンだった。
(あっ!ゾッコンって分かる?)

いろんな楽器を体験させてもらえるのだが、そこで気に入ったのが『クラリネット』だった。


木で出来ていて、黒くて細長い見た目からは、ちょっと想像できないような柔らかくて丸い音色。

上手な人は、船の汽笛のようにポーっというかわいらしい音がする。

中学生の私は、これがかなり魅力的に見え、なんとか吹けるようになりたいと奮闘したのである。


まずは、楽器の部位の名前を覚える。
・マウスピース(口に咥えるところ)
・タル(マウスピースの下に付ける小さな管、樽のような形)
・上管(上の管)
・下管(下の管)
・ベル(ベルのように管の下が広がっている形)

そして、マウスピースにはリードと呼ばれる竹で出来た薄い板状の物を付ける。

マウスピースからはみ出すことなく、隙間を開けすぎることなく、細ーい隙間を開けてリガチャーと呼ばれる器具でマウスピースとリードを止めネジで締める。

早速音を鳴らす準備、口の形も重要!

下唇は下の歯に少し被せるようにして、その上にマウスピースを乗せる。
上の歯でマウスピースを軽く噛み、上唇を乗せる。


さぁ、吹いてみよう!
ギャーー、ビィーー、ポへっ、カスっ
そう簡単にはキレイな音は出ないんだ。

そんな始まりだった。
中1の始めは、キレイな音を出すということが目標。もちろん大会には出してもらえない。

先輩達に教えてもらった方法を何度も試しながら、頑張って体で覚えていくしかない。

授業が終わってからの部活時間、休日も部活、夏休みなどもほぼ1日部活。

中学・高校の6年間は吹奏楽に命をかけてたと言ってもおかしくない。


それほどクラリネットが好きだった。


それを知っていた母が、知り合いから中古でクラリネットを購入してくれた。もっと続けてほしかったらしい。


働くようになってから、こちらも母の勧めで地元の吹奏楽団に1年ほど入っていた。
仕事が多忙となり辞めることにした。


生きてきた年数に比べれば、クラリネットをやっていた期間はとても短いものだけど、その間ものすごく夢中になって、熱中していた。

いつかまた心とお金に余裕が出来たら、吹奏楽団に入ってクラリネットを吹けたらいいなと思う。

たまには楽器だしてあげなきゃね

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