あとがき{超条件世界}
さて、皆さま。まずはこの超条件世界を最後までお読み頂き誠にありがとう御座います。
この超条件世界。条件世界シリーズの第三作目となります。
まさかここまで書くとは正直思ってもいませんでした。
そして、条件世界シリーズはここで終わりになる予定でした。
しかし、書きながら、第四作、第五作の構成が浮かんできたので、この先も何とか続きます。
この作品では前作の条件世界、前提条件世界の本当の始祖たちの物語を書かせて頂きました。
そして、どの始祖たちもその能力は私が考えうる限りの最上を意識して書きました。
如月一族は太陽系まで知ることが出来る空間知に今現在我々ですら予想出来ない50億年先を見ることの出来る予知を行い、自然神付与者は文字では分かりずらいかもしれませんが、宇宙中に散らばっている岩の数々を引っ張ってくる土の封砕、さらにその先にある太陽から炎を引っ張ってくる祓火と、もう規模がデカ過ぎて・・・という感じを演出しました。
また、使役者の中にも24時間に一度生き返るデチーレ。
言葉で全てを支配するヴァティーラなど、どこの誰を挙げても化け者ぞろいで最強であることは間違いありません。
よく武術を習う時に何が一番強いのか?という話を聞きますが、私はこの質問は本質からずれた問いだと思っています。
“何の力が一番強いのか?”ではない。
“何でも強い。”なのです。
つまり、本当に強ければ、相性が悪い良いという次元で悩むことなどないのです。
超条件世界でも火と水の自然神付与者が戦いましたが、火の付与者たちは劣勢に立たされることはありませんでした。
どちらも最上だと決着がつかなくなるのです。
もし、最上と最上がぶつかり、決着がつくとすればそれは油断からです。
一瞬の油断。
一瞬の隙を突かれた時、勝負は決します。
ヴァティーラがルチークに催眠をかけられ、一気に形勢が逆転した時のように。
最後に、この作品は後の前提条件世界、条件世界に繋がらなければならないため、どうしても返納が出来ない状況にあった。
フェルトが話していた、いつもあと一歩というところで邪魔が入るのは仕方ないことと思ってください笑。
創造主の意向には逆らえませんので。
それでは、また・・・。
著者Midi
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