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パートナーってのもいいけど相棒もいいなっていう話。

年末、父の様態が悪くなり入院。たまたま帰省しようと思っていたので、パートナー博揮は帰福、私はそのまま実家に1週間滞在することになった。

子どもの頃からどうしても母とは話が折り合わず、年々その溝は深まるばかり。今回の帰省はどうなることか、いや、私も学びを活かすチャンスだろう、と自分を試す機会を受け入れた。
が、相手(母)はそんな私のことなどお構いなしに、変わらず、本当にこの51年間何も変わらない態度で私を迎え入れた。

話せばなんとかなる。
相手を理解したらきっと分かり合える。
私自身を知り、受け入れたらもっと許せるだろう。
自分が間違っているかもしれない可能性に心をひらき、想像力を発揮し、自分を相手を受け入れることがあれば、母が相手でもきっと希望を見出すだろう。

弟と私も母のそのままを受け入れるとなると自分の心を削ぐ辛さを感じる。そんな期待をしていたことに、それに気づいてがっかりした。まだわたしは母を変えようとしているのだ。


https://www.tbs.co.jp/MIU404_TBS/

まだまだ仏とはならず。この年末Netflixにて【MIU404】を発見。
むしゃくしゃする気持ちを抱えて過ごすには苦しいということもあり、時間があるたびドラマを鑑賞。

綾野剛(伊吹)と星野源(志摩)の二人の掛け合いがとっても心に響く。伊吹の天真爛漫な態度が志摩にこれでもかと影響をあたえ、彼はどんどん正直に素直になっていく。

そう、生きていれば何度でもやり直せる。
今も生きている。希望はある。

そんなことを思い出し、母と話をするたびに諦めたくなることもあるけど、自分自身を試す機会だと未熟な自分を受け入れる。

今日もまだまだ辿り着かないけど、いつか私が母のそのままを許す日がくるのだろう。

実はパートナー博揮とこんなに長い時間離れたことはない。離れる時は寂しかったけど、身体が離れていても心がつながっているという安心感がめっちゃあることに気づいた。
そしてこのドラマを鑑賞しながら、パートナーもいいけどたまに博揮が私のことを「相棒」って呼ぶ、それも好きだなぁって改めて感じている。

母は今人生のパートナーだった父がこの世から去ろうとしている。パートナーと呼ぶほど仲は良くなかった。喧嘩が絶えず、恨み辛みが多く、部分的な幸せがあっただけだろうが、まだ父は生きている。母は父は最後のその日までの時間「あぁこの人との人生で幸せだった」という時間にするには何が必要なんだろうか。

まだ協力しあい、影響し合い、許し合い、信頼し合う時間はたっぷりある。

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