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過去生・未来生リーディング ~case6 高すぎるプライドが招いた悲劇

過去生リーディングをしています。マガジンでは私が霊視=リーディングすることでどんな魂と出会ったかを紹介していきます。あなたの学びに、また魂の浄化、進化につながることを願って。

詳しくは

リーディングをしていると、家族やお付き合いしている方や職場の気になる人に対して「前世で一緒だったに違いないのですが、私たちはそんな縁があるでしょうか」という質問を受けることがあります。

今世で出会うということはすでに「縁」がある、のですが、今世に限らず、前世でも「どんな縁」だったか気になるところでしょう。

過去世での縁は必ずしも幸せなものではなく、どちらかというとお互いに(もしくはどちらかに)後悔があるものでしょう。
今世で出会うということは、叶えられなかった魂の目的を果たすためお互いに慈しみ、助け合うことが魂の浄化へとつながることになります。

今回のご依頼人は過去世で現在のパートナーと出会いはしましたが、何も遂げることができず、一生を終えます。今世は夫婦。さて、お互いを慈しみ、助け合うために、二人の仲にある未消化の感情と向き合い、魂の浄化=希望を感じ、幸せと感じる日々が送れるでしょうか。

プライド高い商家の娘の魂

①1821年、とある商家。
朝から賑やかに使用人たちが働いている。穏やで晴れやかな日。今日は結婚式。婿を迎える日だ。

政略結婚。
娘は部屋で相手の男が到着するのを待つ。

きれいに着飾った娘は自分の容姿や家柄に満足していた。相手の男のことをよくは知らないが、この家が繁栄するのであれば、自分と結婚することでお互いの家が安泰になることを誇りに思っていた。

しばらく待っても婿は現れなかった。
慌ただしく使用人が動く。

「自害した」

婿には慕っていた女性がいた。この政略結婚には乗り気ではなく、半ば無理やり決められたことで、逆らえなかった。だが、慕う女性が身ごもったことを知り、切腹した。

そのことを聴いた娘は激怒する。
とんだ恥をかかされた!

こんな馬鹿な男にわたしが恥をかかされるとは、屈辱!
この後すぐ、毒を飲んで死んだ。

娘の死後、魂(霊)が得たもの

娘が持っているもの。美貌・家柄。
自分は美しく、日の打ち所もなかったのに、拒絶されたことに対する怒りがあった。

婿になるはずだった男は人柄がよく、情がある人だった。ただ優柔不断で、自分の意思を貫くこともできず、結婚を受け入れられず、でも断ることもできない未熟な自分を戒め、自害した。

娘の心うちは、政略結婚であったとしても、新たな世界へ進んでいくことを楽しみにしていた。
ただ、プライドが高すぎることで、この後の人生に「結婚式で婿に死なれたかわいそうな女」のレッテルを貼られる=恥をさらしていきることに耐えられなかった。

娘の魂が学んだこと
物質的な欲求が満たされていれば幸せと思っていたが、お互いを思いやることや慈しむことに関心がなかった。物質的に満たされていることはそれだけで人間的魅力があると信じていたからだ。
婿になる男は心が満たされない結婚に哀しみ、苦しんでいた。その男の気持ちを汲むこともなく、自分の立場がなくなることにしか関心を持たず、今回の悲劇を乗り越えるだけの精神力も持ち合わせていなかった。

今世の課題

すでに安心している環境を手にしている。物質的な欲求を満たすことに躍起になるのではなく、幸せを求めるのであれば、精神的な欲求に意識を向けることで「自分とはなにか?」を探究し、自尊心が高まり、健全な判断をくだだせるようになる。

この課題をクリアするために、自害した男性の魂はふたたび依頼人の魂と出会いました。今世は自分を諦めることなく、互いに思いやり、お互いの浄化を手伝うことを願っています。

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