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.review論考再録(松永英明)

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2010年~2011年、西田亮介氏らによるプロジェクト「.review」に松永英明が投稿した論考の再録です。 プロジェクトの運営には、他に塚越健司氏、淵田仁氏なども関わっていまし… もっと読む
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記事一覧

ライフスタイルとしての「小悪魔ageha」と「森ガール」分析

「ライフスタイルとしての「小悪魔ageha」と「森ガール」分析」(#co_article006)は、プロジェクト「.review」に投稿され、2010年4月7日に公開された論考である。 Abstract「ライフスタイルとしての「小悪魔ageha」と「森ガール」分析」  雑誌「小悪魔ageha」は「age嬢」というスタイルを生み出した。これは単なるファッション領域にとどまらず、age嬢という生き方、ライフスタイルを示している。それによって、雑誌自体はキャバクラ嬢を主要ターゲッ

「小悪魔ageha」における「地方志向」の正体

「週刊メルマガクリルタイ」Vol.57 (2010/09/01 配信分) への寄稿原稿の再掲。 「小悪魔ageha」における「地方志向」の正体今回の話は「.review」の論考『ライフスタイルとしての「小悪魔ageha」と「森ガール」分析』の中で特にage嬢の中に見られる「地元志向」について考察してみたものである。 ◎age嬢の二つの志向性  age嬢の中には歌舞伎町や六本木などのトップクラスキャバクラで成功することを目標とする人たちもいる。一方で、あくまでも地元で活動

女子十二楽坊はなぜ売れたのか

「女子十二楽坊はなぜ売れたのか/松永英明(#co_article003)」は、プロジェクト「.review」に投稿され、2010年4月4日に公開された論考である。 ただし、現時点で論考本文のpdfが失われているため、Abstract(概要)のみの再録とする。 ※もし論考本文pdfをお持ちの方がいらっしゃいましたら、ページ最下部の「クリエイターへのお問い合わせ」からご連絡ください。 Abstract2003年7月24日に日本デビューした「女子十二楽坊」は爆発的なヒットとなった

アーティストのプロモーション戦略論2~女子十二楽坊はなぜ失速したのか/おニャン子・ハロプロ・AKB48、そして少女時代 vs. KARAの戦略比較~

「アーティストのプロモーション戦略論2~女子十二楽坊はなぜ失速したのか/おニャン子・ハロプロ・AKB48、そして少女時代 vs. KARAの戦略比較~/松永英明(#co_article031)」は、プロジェクト「.review」に投稿され、2011年1月24日に公開された論考である。 アーティストのプロモーション戦略論2~女子十二楽坊はなぜ失速したのか/おニャン子・ハロプロ・AKB48、そして少女時代 vs. KARAの戦略比較~2010/11/15 ver. 1.1  

秋葉原のゲニウス・ロキ

「秋葉原のゲニウス・ロキ/松永英明(#co_article015)」は、プロジェクト「.review」に投稿され、2010年5月2日に公開された論考である。 ただし、現時点で論考本文のpdfが失われているため、Abstract(概要)のみの再録とする。 ※もし論考本文pdfをお持ちの方がいらっしゃいましたら、ページ最下部の「クリエイターへのお問い合わせ」からご連絡ください。 Abstract中村雄二郎によれば「ゲニウス・ロキは、それぞれの土地がもっている固有の雰囲気であり、

歌枕からオタク系聖地巡礼をつなぐゲニウス・ロキ

「歌枕からオタク系聖地巡礼をつなぐゲニウス・ロキ/松永英明(#co_article032)」は、プロジェクト「.review」に投稿され、2011年1月26日に公開された論考である。 Abstract 『エヴァンゲリオン』の箱根、『らき☆すた』の鷺宮神社などを筆頭に、漫画やアニメの舞台になった場所を訪れる行為を「聖地巡礼」と呼ぶことはすでに定着したようだ。オタクたちはその場所を実際に訪れ、作中と同じ風景を見つけて心を躍らせる。  しかし、これらの行動は決して新しいものではな