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今日も一条寺はそばにいる【フードエッセイ】
静かで穏やかな空間で
ちょっとしたおつまみとワインを片手に
大好きにあふれた空間で過ごす幸せよ。
たったの30分だけの時間だけど
まぶたがパチパチひらくように
その一瞬もいつかの思い出として
パチッと切られるシャッターです。
そんなcoimoさんは
ぎゅっと溢れる愛しさが詰まっています。
![](https://assets.st-note.com/img/1720095749129-2I6uEqvnRd.jpg?width=1200)
出町柳のお寿司屋さんでたらふく食べた帰り道
時計を見るとまだ20時で、お家に帰るのは早い
だって今日は土曜日なのだから
どこにしようか〜って
つなぐ食堂、そば鶴、星の球
選択肢がいっぱいある一条寺は嬉しい。
でもやっぱりここはcoimoさんかなって
LUUPですぐそばまで走らせた。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/146200063/picture_pc_f141855507091f13ec1e313a35872c89.png?width=1200)
静かな住宅街にポツンと現れる明かり。
扉を開けると今日はお店の人だけで
ワインボトルがずらりと並ぶ
木目調のカウンターに静かに座っていた。
そして私たちに気が付いて
ゆっくり微笑んでいらっしゃいませと迎えてくれる
私たちはL字型のカウンターの端っこに座り
手書きが素敵なメニューに目を通した。
”ちょっとしたおつまみ”の文字。
前に頼んで、その概念を覆される
ちょっとじゃない、ちょっとしたおつまみの優しさよ。
その文字を見れば
思わずごくりと頼まずにはいられないので
またちょっとしたおつまみを注文した
![](https://assets.st-note.com/img/1720095099933-TMC2DliPh9.jpg?width=1200)
そして、寿司の後に嗜むワインを
赤、白、ロゼの3つの時点から迷うという
優柔不断さだったけど、
隣の子は白を注文したので
ここはさっぱりと行きますかって
私も白を頼む。
coimoさんの出すワインは
なんていうんだろうか、
どこよりも丁寧な口当たりと
したたかさがあって、
しんみりと心の奥底に届くんだ。
変わらないワインの味ですら
coimoさんで飲むことで
優しさの女神が降臨する感じ。
ゆったりした心地と薄灯りに
1杯飲むだけでほわ~ってなるからもう満足。
ちょっとしたおつまみと
ワインと店員さんと大好きな人。
たったの30分なんだけど
ちょっとした贅沢っていうのは
こういうことなのです。
今日も一条寺はすぐそばに。
穏やかに、そっと静かにいてくれます。
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