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分け合えるものもあれば、分け合えないものもある。

ありきたりな台詞かもしれない、が、「分け合えば、 喜びは2倍になるし、 悲しみは半分になる」というのは、その通りなのだと思う。
だから皆、人に気を遣い過ぎず、 もっと語ればいい。 喚けばいい、騒げばいいのだ。
「私事で恐縮」なんて思わずに。
――だって、この世のすべては所詮、元を辿って辿れば、誰かの私事になるわけではありませんか。


と、いいつつ。

一人で抱く幸福感 (だいたい漠然としている、笑) もまた、 大事にしたいとも思うけれども。
この街の水はなんてきれいなのだ、とか、今朝も空気が美味い、とか。
あるいは、いい本や音楽に出会えてうれしく、で、そんな心のゆとりがある自分に、 いや、 (今のところは)平和なこの国に、安堵し、 とか。

また、一人でしか、 どうしても癒せない種類の悲しみもある。
(それはもしかすると、 自力で治癒させる事によって、 免疫をつけ、 更に強くならねばならない類のものなのかもしれません。)
そうそう、風邪とか怪我とかだって、そもそも他者とは分け合えないものだものね。(笑)