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「硬さ=強度」ではない(心については少なくとも)

どんなに頑なにひたすらに「硬さ」だけを増していっても、それ以上に恐ろしく硬いものは、この世にはごまんとあるのだ。
――そう、そこらへんに、いくらでも、ある。


だからこそ。

「硬さ=強度」ではない、という事を心しておきたいものだ。

たとえば。

頑なな「恨みつらみ」、つまりその蓄積というものは、確かに心に「硬さ」をもたらすかもしれなく、そして一見それが「強度」のように見えてもしまうが。
――実はそれらを手放してしまった方が、本当の意味で強くなれるのではないか。
むしろ、 それらを手放す度に強度が増していくように、人間というものは出来ているのではないだろうか。
……という気が最近している。


だからこそ、無暗に「恨みつらみ」を、胸の内にとにかく「貯めない」「とどめない」ことが肝要なのだ。
と、最近の私は考えている。