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気持ちに余裕のある時だけ欲を出せばいい

欲というものは、
気持ちに余裕がある時に「ガルル~」と出せばいいのかも。
気持ちに余裕がない時に「ガルル~」と行くと、
何というか、焦げ付くというか、どん詰まりに行きつくというか。

気持ちに余裕がない時はむしろ、とことん「足るを知る」方向に向かったほうがいい気もする。
現時点で「十分足りていてラッキー」と思えることを数えるほうがいい。
(いいことではないかもしれないが、) 「青くないほうの他人の芝生を見る」みたいな。

自分より恵まれている環境の人はどんな人にも必ずいて、
で、欲が出る時って、ついつい自分より恵まれている人のほうにばかり目がいって、ひたすら羨望と嫉妬の眼差ししか外に向かって送れなくなってしまったりするんだけど。

でも、同様に、自分より不利な環境の人だって、世界中を見渡せば必ずいるのである。
そっちのほうに目を移せば、「ああ、自分はまだマシじゃん!」って、
自分の「恵まれた環境」に、胸を撫でおろしたりもできるわけだ。
(繰り返しますが、別にこれを「善いこと」だなんていうふうには少しも思ってはおりません。)

自分の場合なら、住む家があって食べ物に困らず(そうでない人もいる)、少々腐ってきているがまだ民主主義国家で言論の自由もあり(そうでない国もある)、
平和で(これもまたそうでない国がまだたくさんある!!)、
ってこれ、ありがたいことに、基本的なカードは揃っている感じ。
そこから先は、その時の自分の状況次第で何をどこまで望むのか、
「調整」する、という感じである。

「自分次第」。
頑張りたいと思うなら頑張ってみればいいし、
これ以上頑張れないなら、頑張らないで休めばいい。
そこらへんは、柔軟に、「過去でも未来でもなく今現在の自分と相談しながら」やればいいのだ。
――これから叶うことや既に叶っていることがあるんだから、
今、叶わないことだって、あって当然なのである。

魔法使いじゃあるまいし、
この世のすべてのことが自分の思いのままになるわけない。

……って、こういうことを、 
自分の子供時代に先に 誰かに教えて欲しかったなあ、と思う。

「頑張れば必ず叶う(=叶わないのは頑張りが足りないから)」とか、
「とにかく頑張れば頑張るほど素晴らしい、どんどん無理していこう!」 とか、
そんなようなことばっかり、子供時代は聞かされたような気がする。

――これは「騙し」が入っているよね?(今になってようやくわかりました。笑)
そして「騙し」に気づかないまま大人になった人々は、
無意識に、悪気なく、また次の世代の子供達を騙してしまったりもする。

これは「負の連鎖」のように自分は思えるのだ。

いや、その「嘘」によって、多くの人が幸せになっているように思えるなら、別に構わないんだけど、
なんだかそうでもないように、自分は見えるである。

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