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空は空色、風は風色、夏の花は夏の色

街なかにいても、
梅雨の晴れ間というのは
気持ちがいいものだが。

どうせなら、
「もっと気持ちよさそうな場所」に行ったほうが、
その気持ち良さは倍増する。

清々しさ、倍増計画である。(笑)




飛び込めそうに広大な空を、
泳げそうに豊かな草原を、
さながら風となり、振り仰ぎながら、
歩いて進むと、
自分という人間すらも翻って、
透明になっていくかのような気もするのが不思議だ。
――気のせいでいいのだ。
そうして、
二度生まれることなどあり得ない、
人が、「生まれ変わる」のだ。


自分はとにかくひたすらただ歩くことが好きなのであるが、
汗ダラダラで歩くとなると
やはり面倒くさい気持ちが先立ってしまうので、(笑)
涼しい今のうちに先に、
「ひと夏分」くらい歩いておこうと思う。