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生物がいない世界を想像する

「誰もいない世界」を、想像してみればいいのか。

そうすれば、 人というものは、 (見知らぬ人ですらも、) そこにいてくれるだけで、 ありがたい存在ということになるのか。

「何もない世界」――もしも「何も」存在しなければ、この世はただの暗闇の空間でしかないのだ。

その中で、たとえば生物(動物も植物も)――その中でも人ならば殊更、そこにいるだけで、「暗闇の中に灯る一つの明かりのようなもの」にだってなるのだとも思う。

だから考えてみる。

私は、どんな「明かり」になりたいだろう?

――自分の中にどんな色のどんな灯を燈すのかは、自分次第だ。

そして、そこに存在するだけで、人というものは、誰かの光になり得るのならば。

ただただ、綺麗な色の光を、互いに「反射し合う」ことだってできるはずなのだ。(太陽の光だって、物体に、全吸収されずに反射するからこそ、「明るさ」がそこに残るということを考えれば、「反射する光こそが明るさを生み出す」ということにもなるだろう。)

(だから、)それだけでもいいのだ。
――それだけで、この世はもっと、誰もが生き良い世界に出来るだろうになあ、なんてことを思ったりもした。