見出し画像

「一食一食大切に」ダイエット

「もっと!もっと!」と際限なく求めてしまうというのも、それができること自体が、考え方によっては「元気」がある証拠ともいえるわけなので。
だから、実はそれはそれで「良いこと」ともいえるのかも?
――とは思う。思うのだが。
しかしやはりこれが食欲にまで及んでは、……うむ、いろいろ考えモノでござる。(ござる?笑)
食欲に関してのその「ありあまる元気」ひいては「情熱」「熱量」「精神力」は、自分の場合、もっと他のものへ振り向けるように、意識的にコントロールすべきなんでしょうね。(わかっているんですけどね。笑)

『これだけ毎食、ちゃんと美味しいものを、ちゃんとその都度十分な量でいただけているというのに! 何故、「その上まだ更に」、つまり「必要以上に」、食べようとしてしまうのか??』
これは動物としての本能?はたまた代償行動?――って、代償行動のほうについては、この回で少し触れてもいますので、

今回はその答えの更なる探求のほうは、一回置いておきまして。

「どうして」より「どうやったら」のほうを、更に探求して「考え込んで」(いつもの。笑)みようかと。



「生きているうちに、あと何回、桜が見られるだろう?」なんてことは多くの人が一度は思ったことがあるかもしれない。
が、そういう年一回のことだけではなく、この世のありとあらゆるすべてのことに、実はこれって当てはまってはいるはずなのである。
ならば、食べられる食事回数だって、というか、そもそも一生のうちで一人の人間が食べられる量だって、限られているはずである。(「満腹感というものを持たずノンストップで無限に食べられる、けど健康を害さない」という体質の人以外は。)

それでも、「一生」という尺でとらえだすとさすがにイメージが湧きにくいだろうか。――それなら「旅先で」という設定すれば、わかりやすくこれを実感を伴って思い出せるかもしれない。
「名物はいろいろある。そのうえ、気になる店もたくさんある。……しかし、すべては食べられないし、すべての店を回ることも無理だ。どうしよう~。」てなことが、私にはよくあるのだが、……みなさんはどうでしょう?
で、そんな旅先で、「あまり良い面も面白い面もない店」を自ら引き当ててしまうと、私の心の中に「食事一回分がぁぁッ!コノヤローッ!」という大暴風雨が発生してしまう。(……とはいえ、まあ、私の飲食店嗅覚は鋭いので、というか自分の「スーパー食い意地センサー」が鋭敏にさせるだけなんでしょうけど、失敗の許されない(笑)旅先での食事ではあまり「キーッ、私の胃袋を返せーッ!」ってなる事例は少ないですけどね。……てか、「胃袋消化一回分を、しょーもない店に奪われた。」って、コレどういう感覚よ。笑)
(話を戻して、)
でも、旅先と同様に、日常の食事も、一食一食大切にしたほうが、「食事から得られる充実感」転じて「日々の満足感」は、そこからきっと少しくらいは高まるはずであるし、とりわけ、食い意地が張っている自分は、実はどこかでそれを求めていて、それが足りないから「食べ過ぎる」ような気すらする。

つまるところ。
我々がこの地球上で地球上の美味しいものを食べられるのもまた、「有限」なのである。
「この地球上の美味しい食べもの」は、「旅先の美味しい食べもの」と、そんなに変わりはないのだ。

――と、それならあえてそう考えてみようかな?という次第なのである。


「食べることで最高に幸せを感じられる」っていう自分のこれは、結構ツイている特性のはずなのである。
一日三食の人なら一日三回、ハッピータイムが自動的に訪れるようなものなのだから。(世の中には、実際、食べることにそこまで興味がない人もいる。――いや、食欲旺盛「過ぎる」自分は、そういう人を正直少しうらやましいと思ったりもするのだが。笑)
「食べたい回数で」、「食べたい量を」、(これは少なければもちろん、多くてもツライでしょうね。)という条件で食生活を送れているという、この今現在の最高の贅沢。
――の、はずなのだが。
これが毎日のこととなると、そんな「最高の贅沢」すらも、どうしても「当たり前」感覚で、どこか「流して」いってしまうのである。

要は、食事というものに向き合うその「姿勢」が、「テキトー」になっているのだろう。

しかし、「食い意地が張っている」そんな自分だからこそ、自分にもっと言い聞かせたいのだ。
「その一食一食を、無駄にするべからず!!」と。
何故もっと、一食一食をきちんきちんとして、きちんきちんと感じて、確かな満足を得ようとしないのだ?と。(まあ、事実忙しいからだろうけどさ。笑 しかし、)「一生のうちに食べられるもの」が限られているのだとしたら?――毎度毎度、そんな内容で、本当にいいの?と。
(やっぱりね、独り身の買い食い、これがどうもよろしくない方向に追い打ちをかけている気はするのだ。――とはいえ、「この独り身設定」自体は今更変えられないから、ここは仕方がないところなんだけど。笑)

「毎回の食事、テキトーに流しているなあ。」と、我ながら思う。「楽しみ」としても、「栄養摂取」の面でも。
「そこそこ」で、「とりあえず」で、別にいいや、となっている。――つまり「雑」なのだろう。
だから「食」について、一回一回満足しているようで、実はその中で一回も満足していないのかもしれない。または、適当にその場しのぎでの満足になっているから、すぐその満足が消えてしまうのか。

なんというか、食事の「内容」もそうだけど、食事と向き合う「気持ち」からして、浅いんだよなあ。――特に家で食べている時は、食事より、「ながら」で見聞きしている、テレビとかラジオとかインターネットメディアとかのほうに、完全に意識がいっているしなあ。

いや、外食でもそれは同じことか。
思い起こすに、子供の頃は、ファミリーレストランはもちろん、マクドナルドやミスタードーナツですら、一回一回、「大・御馳走」感覚で飲食していたものだ。――打って変わって、最近の自分ときたらどうだろう。ファミレス御飯もファストフードも、無感慨で、ルーティンみたいに一日の時間割の中を、そして体内を、まるで「始末」するかのようにゴゴゴーっと通過させていくばかりだ。
(でもこの「雑さ」は、自分の場合、「食事」だけでなく、「消費」全般にもきっと言えることだろうなあ。――それは、買ってもきちんと読まない本であったり、長くは着続けない服であったり。
自分の体内に蓄積されてきた脂肪と同じで、部屋の中で、消化燃焼されない「モノ」もまた、無駄に増えていくばかりである。
つまり、きちんきちんと、一つ一つの消費に向き合っていないのだ。ただ「流している」だけなのだ。


(話を食事に戻します。)
いずれにしてもつまりは、「食事する」ということに関して、「大好き」でガッツいているその割には、気持ちからして「無感動」「テキトー」になり過ぎてはいないか、と。
というか、「大好き」なのに「テキトー過ぎる」のこの「アンバランスさ」が、結局自分の場合は、「体重」のアンバランスにも転じてしまっている気もする。
好きなら好きなりに、それに見あった「思いいれ」「向き合い方の丁寧さ」、言うなれば「愛」を持たないと、やはりおかしなことになるのだろう。(そしてこれは更に、食べ物や消費だけに限った話ではないのかも?……って、また話を広げ過ぎると収拾つかなくなるのでしませんが。笑)

一食一食に愛を!もっと大切に!
(いいえ、ふざけておりません!私は大真面目に、これを宣言いたします!!)


(前のダイエットがテーマの記事で、いただいたコメントに返す中で既に一回書いたことなのだが、)
自分のダイエットの最大の「天敵」は、仕事の帰り道に煌々と灯りを点して立ち並ぶ、「コンビニエンスストア」なのである。

フラッと、気軽に、何の気なしに、寄ってしまう。
いや、「吸い寄せられて」しまう。
「コンビニエンス」――「便利」とは、時に、「テキトー」を生みやすいよなあ、と、しみじみ感じる。

仕事帰りにコンビニに寄らない
→寄ってしまったとしても、大量の食品は買い込まない
→買い込んでしまったとしても、翌朝食べることにする

って自分で打ち立てたこのダイエットルールの砦を、かつては毎晩、全て軽々と突破してしまっていたのだ。(なんと!)
そして結局買い込んできたものをその晩のうちに、つまり全部就寝前に食べてしまっていたのだ。(な、な、なんと!)
(……そりゃあ、太るよね。笑)

なので、コンビニに対して、ネガティブなイメージを自分であえて植え付けてみたのである。

・そこまで栄養もない上に、どうしてもメニューが偏るから不健康である。
・スーパーで買う方が安い。更に材料を買って自炊なら言うまでもないし、そのほうがお得な上に健康的なメニューになるはず。また、安くて良い食材を出しているスーパーならば、その店を応援しよう!という意味も含めて。
・食べ終わった後のガサゴソとゴミの嵩張る嫌な感じ……更に今どきの視点を混じえるなら、エコじゃなくて、SDGsじゃなくてゴメンナサイという罪悪感がある。
・そこそこは美味しいけれど(大昔の「概してそんなに美味しくはない」頃のコンビニ飯を知っている自分からすると、ホント、最近のセブンイレブンは大健闘だと思う。……って、ここで褒めてどうする。笑)、でもどうせ食事にそれくらいのお金を払うのなら、出来合いじゃなくてちゃんとした場所でちゃんとしたもの食べた方が絶対良い。
・そういう大企業チェーンより、応援する意味で、自炊ご飯ではない場合の食事は、個人営業の店をなるべく利用したい。(ちょうど自分の場合いつも仕事が夜遅く終わるので、帰りの時間帯にはそういう店はほとんど開店していない。)

以上が、「コンビニエンスストア・ネガティブキャンペーン」の概要である。(笑)

コンビニエンス……「近くて便利」(キャッチコピー。笑)、しかし、こと食事に関しては、せっかくのその楽しみを毎度毎度そんなふうにお手軽に「流す」のではなくて、もっと「丁寧に」したほうがいいのだろう。


最後に余談であるが、……最近、生活全般が「雑」な自分なのである。(別名「荒んだ生活」とも言う。笑)
たぶん、その影響が、「食事」に、そして「増加の一途に転じた体重」に、現れてきた気もするのである。

「丁寧な暮らし全般」……こ、心がけるぞっ!!(及び腰。あんまり自信がない。笑)

※途中経過報告……というわけで、夜中の暴飲暴食をやめてみたら、ほんの少~しずつではありますが、体重が元に戻ってはきております!ありがとうございます!!(さあ、どこまでいけるだろうか??笑)

画像1