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YUZURU HANYU: A JOURNEY BEYOND DREAMS featured by ELLE

グッチ銀座ギャラリーのオープニング展である、羽生結弦×GUCCHIの写真展。
メゾンエルメス、エスパスルイ・ヴィトンに続くハイブランドの東京都内ギャラリー。
そのオープンを飾る展示としてこれ以上ない内容だったのではないか。
圧倒的な美しさと凛々しさにのまれた。

私は熱狂的な羽生結弦選手のファンというわけではなかった。
オリンピックの時には熱心に応援する、よくいるタイプの人間だ。
とてもかっこいいと思っているし、選手引退の報道には少なからず感じるものもあった。

そんな私だが、この写真展のことをTwitterで知った瞬間「必ず観たい!」と強く強く思ったのだ。
GUCCIに身を包む羽生さんの格好良いこと。
目力、指先まで漲る力に「これは生で大きい写真をこの目でどうしても観たい」と思わせる絶大な魅力を放っていた。

東京へ行ける日が決まったので、まずはGUCCHIの 公式LINEから日時指定予約をする。
やはり大人気のようで、手前の方の日時は全て×がついていた。予約するなら先の方に予定を組み込むのが良さそう。

予約後、誤ってGUCCHIのスレッドを消してしまったのだけど、QRコードは何回でも再発行できて親切。助かった。

さて、当日。
メゾンエルメスはギャラリー用の別エレベーターが用意されているけど、GUCCHI銀座のギャラリーは店内を抜けて奥のエレベーターを使用する形。エスパスルイ・ヴィトンと同じ。
ドアマンの方もプロだから、買いに来た客かギャラリー目当ての客かは一目でわかるんだろうな。滅多に店内に入ることがないので、若干緊張してしまう。不慣れ感満載。

予約のQRコードをスマホに準備しつつ、7階へ。
5分ほど早く着いたけど入れてもらえた。
圧倒的に女性客多し。
一切不可かと思っていたら、意外にも撮影OK。ただし、場所が入り口付近で区切ってあって「ここより内側からのみ撮影できます」というスタイル。
これなら奥の方の作品はスマホを構える人に遮られずに鑑賞できるし、広い空間をかなりゆったり使用した展示なので混雑のストレスも少なかった。

床に反射する写真も含めて大変に凛とした空間。
羽生さん、自分の身体の使い方や魅せ方を本当に熟知されている。
ぴんと張り詰めたり、緩やかな波を描いたり、自由自在に自分を使って表現されていた。
そして視線の威力。
目が合うと逸らせなくなる。
もっと違う服装、世界観も見てみたい。

奥の映像でご本人も話していたけれど、羽生さんは競技をおりただけで引退したわけではないんだな、と。
まだまだやりたいこと、魅せたいこと、未知の世界を体感したい気持ちで溢れていた。
これから先、羽生さんの世界をまだ長く観続けることができそうで、楽しみが増えた。
アスリート、というより、表現者へ進化したのだと捉えた。

帰りのエレベーター、不意に止まった4階(だったと記憶)で間違って降りてしまった。
すると、そこには実際に着用された衣装が展示されていた。ちなみにここの撮影は不可。
GUCCHIの服はどれも綺麗で、確かに見覚えのあるものばかり。だけど、目の前に飾られている服と、さっきまで観ていた羽生さんの姿がどうにも上手く結びつかないのはどうしてだったのか。

グッチ銀座 ギャラリー オープニング展
写真展「YUZURU HANYU: A JOURNEY BEYOND DREAMS featured by ELLE」
会期:2023年6月28日(水) – 8月20日(日) ※会期中無休
場所:グッチ銀座 ギャラリー 東京都中央区銀座4-4-10 グッチ銀座7階
時 間:11:00 – 20:00 (最終入場 19:30)
入場 :無料(グッチ LINE公式アカウントからの事前予約制)

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