フランク・ロイド・ライトー世界を結ぶ建築(豊田市美術館)
やっと行けましたフランク・ロイド・ライト展。
豊田市美術館、同じ愛知県内だけど「今日は!必ず!豊田市美に行くぞ!行くんだ!!」という強い決意がないと辿り着けません。どう頑張っても1時間半くらいかかるので、生半可な気持ちではだめなのです。
でも年パス持ってる(好きなんだもん豊田市美)。
さて、前回の「吹けば風」展以来の豊田市美。
駅が工事中だったり、一度も入ったことのなかった喫茶店がなくなってたりと地味に変化を感じつつ、いつもの地獄坂を登りつつ、ジャスト開館時刻10時にピットイン。
美術なお友だちと一緒に巡ったので、しかもお一人は豊田市美のガイドボランティアさんなので解説までしていただけて贅沢すぎる鑑賞。
日頃現代アートが好きで美術館に行く我々、建築といえど最も気になったのはそれはそれは美しい設計図の数々。
あれはもう絵画ではないか?
浮世絵に多大な影響を受けたとだけあって、周りの木々まで細やかな線で丁寧に描かれているのがなんとも素敵。
今はパソコンやタブレットなんか使ってデジタルに便利に作成されてる印象が強いけれど、紙と鉛筆でクライアントの前でささっとあの線が描けたらめちゃくちゃかっこいいよなぁ。
「ここをもうちょっとこうしたいんだけど」
「ああ…こんな感じ?」
って鉛筆でさらさら修正したらときめく!!
アナログの強みを感じた。
個人の邸宅、オッシャレだったなぁ。
どの家も窓が大きくて暖炉が生活のど真ん中にあって、柱がなくて広々してて、窓の外の庭園まで設計されていて(当時は問題になっていなかった外来種の植物を持ってきたりもしてたとか…)、絶対大きい犬飼ってる!笑 暖炉の前で家族が語り合うところに犬が駆け寄ってくるイメージ。
帝国ホテル、今も残ってたらなぁ。関東大震災を耐えたなら、頑張れば残せたんじゃないのかなぁ。難しいかな…いやぁ、でも、当時の完全版帝国ホテルに足を踏み入れてみたかった。明治村行きたくなってきた、今度行こう。
写真撮れるゾーンは限られてますが、それでも撮影できることがありがたい!
生きてる間にアメリカ行って、今でも見られるフランク・ロイド・ライトの建築が見たい。
その前に日本にある建築見に行かなきゃだ。
実現されなかった1.5kmもあるタワーも見てみたかったよ。エレベーターに乗ってる時間がえぐそうだけど。
近代建築の三代巨匠と言われているけど、91歳まで生きたフランクさんは近代建築だけにおさまらないとも言われてるそうで。
長生きって、強い!その分多くの時代が見られるし、もちろん多くのものを残せるチャンスがある。私もなるべく健康に長生きしようと決意する展覧会でした。
ジョンソンワックス社の事務所にグッゲンハイム美術館、写真で観るだけでもぐっときたから、この目で見たらもっと感動しそうと思いつつ終了。
その後ランチをいただいた豊田市美術館のル・ミュゼでは毎回展覧会オリジナルデザートが出されてます。
今回はこちら!
器まで最高という贅沢デザートでした。
ノリタケさん、さすが…!
この器はミュージアムショップで販売もしてます。図録も欲しいし器も欲しい…会期中にもう一度観に行こうかな?
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