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高橋琴麻呂
2020年5月18日 18:06
我が園に梅の花散る ひさかたの天より雪の流れ来るかも(「万葉集」巻⑤・822)大伴旅人 『季節の絵筆』 冬晴れの空の下この庭にひとりたたずんだ おりからの風… 梅の花びらたちが一斉に散ってゆく まるで、それは天空から風に乗り流れ来る沫雪のよう… 冬と春の境めあたりで神様が季節の絵筆を使って私の心に雪に似た梅の花で白い川を描いていった