見出し画像

独立したかった時

去年こんな記事書いてたの読んで
我ながら一貫性がひとかけらもねぇな!って思ったのですが、この時、私はしゃちょーさんとの考え方の齟齬にうんざりしてたみたいです。

まぁそうだわ、どこに行っても上とは考え方が違うわってなるわ、と改めて思ったのですが、それでも私は転職したい理由があるのです。

私、この歳にもなってディレクションができないんですね…そう、webデザイナーであって、webディレクターではない。

15年以上やっててなんでやねん!って話なんですけど、ずっとインハウスで、かつデザイナー1人だけという立場だと、いちいちデザインのロジックを皆に説明する理由が無かったんですね…

はい、こんなんできました。
ありがとーすごーい!流石〜!
ハイ終わり。
(クライアント様の意向は当然聞きます!)

なんだよ、めちゃめちゃ幸せじゃん、辞めなくていいじゃんという方、手取り15万でも言えます?

もうなんか、この年だけどディレクションできるようになりたい…ていうか、誰かやり方教えてくれよ!!(突然の他力本願)なんなら今の給与でもいいから誰か雇って鍛え直してくれよ!!!(41歳だけど)
と思ったわけです。
他の優れたデザイナーのセンスやロジックに触れたいし、技術力の高いエンジニアとお仕事したい…!
あと1人で、ずっと1人で…何もかもwebに関すること全部やるのも疲れた…
リスティング広告もSNSもマーケティングもSEOもデザインのトレンド調査も競合調査も全部やるの疲れた!!!(号泣)
お金の事もあるし、上司の考え方の齟齬もあるけど、裁量権の大きさとそれに伴う責任の重さと、自分が何を極めたいのかわからなくなったのですね。

そして不思議なんですけど。

今の会社に来て五年。
ずっとしゃちょーさんとはソリが合わないし、私の話は聞いてもらえないな、と感じていました。
私は学歴もないしロジックも弱いし、何よりしゃちょーさんはデザインに興味がない方でした。
だから会社への帰属意識がずっと持てなかったのですが、転職しようと心の中で決めた途端、なぜかしゃちょーさんが私の意見をほぼ聞いてくれるようになったんです。

もうどーでもいいや、と思った途端なぜ話を聞いてくれるようになったのか。きっとこんな事よくある話なんでしょう。

では、もっと早く話を聞いてくれてれば転職しなかったのかというとそんなことないので、結局、私はここを克服したんだな…という理解になりました。
今私は、しゃちょーさんに感謝しかないです。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?