見出し画像

CTI - CPCC®認定と不合格のギフト

こんにちは。
コーチの藤田琴子です。

2021年3月から5月にかけて基礎・応用コースを受講し、2023年7月から上級コースを開始。この度、CPCC®(Certified Professional Co-Active Coach)と認定されました!!!

上級コース開始からCPCC®取得までの10ヶ月を振り返ると、

  • 第1章:上級コース受講 (2023年7月〜2024年1月)

  • 第2章:第1回口頭試験準備 (2024年2月〜3月上旬)

  • 第3章:第2回口頭試験準備 (2024年3月下旬〜4月下旬)

段々と期間は短くなるけど、濃さは同じぐらいだったかも!?そんな第3章にタイトルをつけるなら「不合格のギフト」。とても濃くて、たくさんのものを受け取った1ヶ月でした。

かけがえのない時間となった最終章について、記しておきたいと思います。


現実を受け止める

万全の準備で臨んだ、2024年3月6日の1回目の口頭試験。
結果は、「不合格」でした。

予想はしていたものの、「不合格」を受け入れるには時間がかかりました。

最初は現実を受け止められずに「否認」。ひたすらYouTubeでお笑いを見て、時間を経過させようとしました。その後は「怒り」。そして「こうしていれば」「ああしていれば」という「後悔」に苛まされました。そしてその後にようやく「悲しみ」が溢れてきて、気持ちがズーンと落ち込みました。

気を抜くと、直ぐに頭で「落ちた意味」を見出し、思考で片付けてしまおうとしちゃうけど、「現実を受け入れるには、とにかくその時の気持ちを味わうのみ」と、色々な気持ちを味わうこと、感じることを意識し続けました。

再試験への恐怖

なんとかして「不合格」を受け入れた後には、再試験への「恐怖」が襲ってきました。「恐れ」というより「恐怖」

口頭試験のレビュー担当者やスーパーバイザー、マイコーチからは

「ことこさんからは、コーアクティブが溢れているから大丈夫」
「スキル的には問題ない」
「もっと自分を信じて」

など言っていただいたけど、
「不合格でDoingを否定されたけど、それでもBeingを信じる」
のは難しすぎて、途方に暮れました。

「自然体で試験に臨んで」
「いつもの琴子さんのままでコーチングをして」

と言われても、そんな自分のイメージさえ湧きませんでした。

でも、コーチ仲間との練習会で、私は口頭試験を「コーチとしてのスキルをチェックされる場」ではなく、「自分の『在り方そのもの』を判断される場」と捉えていたことが判明。重たい!真剣すぎる!呼吸も浅くなる!苦笑

そりゃ、そんな捉え方をしてたら、「不合格」で全てを否定された気にもなるし、次の試験に対しても「恐怖」を感じる訳で…

それをテーマにコーチングをしてもらい、「口頭試験は、生死に関わりのない、笑、人生のイベントの一つである!」と捉え直すことにしました。

不合格のギフト

再試験までの1ヶ月間は、ありとあらゆる感情を味わい、自分自身と自分のコーチングを見つめ直す期間だったと共に、「不合格のギフト」をたくさん受け取った時間でもありました。

CPCC®コーチのFacebookグループで、コーチングの練習相手を募った時、かなり迷ったのですが、「不合格」をカミングアウトすることにしました。なかなか不合格を受け止められない中、「落ちたことを曝け出したら、納得がいって、『受容』が一歩進むかも」という淡い期待からでした。

そんな風にただただ「自分のためのカミングアウト」だったのに、メッセージを投稿したら、思いもかけずにたくさんの応援をいただき、びっくり仰天でした。

応援メッセージをくださった方、ご自身の不合格の体験をシェアしてくださった方、練習会に「今日は琴子さんのために来ました」と参加してくださった方、「次は合格できるように」と真摯なアドバイスをくださった方、などなど。時間を作って話を聴いてもらい、乗り越え方や再試験の心づもりを教えてもらったりもしました。そして、同じく「再試験!」という仲間にも出会い、「次こそは!」と励まし合いました。

こんな風に、不合格を曝け出したことで、思いもかけず素敵なコーチとの出会いがたくさんあり、応援、励まし、アドバイス、そして物理的な時間など、価値を測れないほどの「不合格のギフト」をたくさん受け取ることが出来ました。

そして、「隠したい部分を思い切って曝け出したら、想像を超えたギフトを受け取ることが出来た」というのは、人生で初めての経験でした。

問われていたこと

CPCC®の口頭試験に不合格だった場合、自分が試験で実施したコーチングを振り返るレビューの場を任意で持つことができます。

レビュー前にコーチングの録音を聞く必要があるのですが、「不合格」とスタンプを押された自分のコーチングに向き合うのには、勇気がいりました。とりあえず1回聞く、2回目はもう少し内容に注意を払う、3回目はメモを取りつつしっかり聞く、という風に心理的なハードルを調整しました。

レビューの場は、結果をもらった後、最短で設定したので、
「アドバイスをしっかりと受け止められるように、レビューまでにちゃんと不合格を受容しておかないと」
「早く気持ちをプロセスしておかないと」
という焦りもありました。

自分なりに不合格だった理由を振り返り、どうすればよかったかを考え、気持ちの整理をなんとかつけた上で臨んだレビューの場。

Zoomが繋がった瞬間、レビュー担当コーチの在り様から、

「今日私は、ことこさんの学びのためにここにいます」
「ここは、安心安全な場です」

というのが真っ直ぐに伝わってきて、話す前から涙腺が崩壊しました。

担当コーチに気持ちを受容していただいた後、セルフフィードバックとして、どこがいけなかったのか、どうすればよかったのかを伝えました。

コーチからは、

「ことこさんの話を聴いていると、今日は技術云々の話をする場ではないと感じました。テクニカルや知識は十分だし、合格以上のレベルを感じます。足りないわけではないです。」

と。そして、

「必要なことが起きたとしたら、
ことこさんは何を問われていると思う?」

と問われました。

あまりにパワフルな問いで、心臓がドクっと動き、息が止まりそうになりました。「パワフル・クエスチョン(拡大質問)って、これほどインパクトのあるものなんだ!」という衝撃。そして、問いそのもののインパクト。それから「必要なことが起きている」という力強い、現状を肯定するメッセージ。

ものすごい衝撃が身体中に広がっていくのを感じつつ、心の中に浮かび上がってくることを、少しずつ言葉にしていきました。

「ことこさんにとって、必要なことが起きている。
目の前のクライアントにとって、必要なことが起きている。
世界を信頼する。そして、その眼差しでコーチとして臨む。

それが、クライアントの世界を変えていくよ」

とコーチ。私は、このレビューの時間を持つために、試験に落ちる必要があったのかも、と思いました。

そして、再試験の前日、その問いの「答え」が出ました。

「常に、選択肢はある」
「自分の人生は、どこからでも創っていける」
「その視点に立ったら、行き詰まることさえ、幻想」

というコーアクティブの真髄を理解することが問われていたのだ、と確信しました。

本当に♾️辛かったけど、私にとって必要な学びを得るための時間でした。

合格通知を受け取って

3月下旬に、不合格通知を受け取った時には、
「2回目に受かっても、落ちたのがバレるから恥ずかしくて公表できない」
「合格の価値が落ちてしまったし、全然喜べない」
とメソメソ(ワンワン!?)泣いていたこともありました。苦笑

が、むしろ、一度落ちたからこそ、喜びは倍倍倍増!そして、「おめでとう!」って心から伝えてくださる方、喜んでくださる方が増えるなんて、想定もしていませんでした。

そしてなんと!!!2回目の試験が終わった夜には「祭りが終わったような寂しさ」が湧いてきて、これまたびっくり仰天!確かに、大人になってから、「こんなにわかりやすい目標に向かって、周りからのたくさんの応援をいただいて、走り切る経験」ってなかったな、と思いました。

とはいえ「じゃぁ、もう1回受ける?」と言われたら、丁重にお断りするのですが。笑

ありのままの自分を受け入れる。
ありのままの自分を曝け出す。

この経験を経て、自分が確実に変わることができたのを感じます。

"NOW,  I'm Certified Professional Co-Active Coach!!!"

胸を張って宣言できるのが、
めちゃくちゃ、めっちゃくちゃ嬉しいです😍😍😍

私、やったよ〜!!!
I am proud of myself!!!!
 

ここまで応援&サポートしてくださった皆さま、
本当に♾️ありがとうございました!

🔽コーチングサービスの詳細はこちらから🔽


いいなと思ったら応援しよう!