CPCC®口頭試験終了
こんにちは。
コーチの藤田琴子です。
2024年3月6日(水)、CTI認定CPCC®(Certified Professional Co-Active Coach)のための口頭試験を受けました。口頭試験は日本時間で19-21時、フランス時間では11-13時でした。
口頭試験は、6ヶ月にわたる上級コースを完了し、100時間の有料コーチングを実施すると受験可能になります。口頭試験の内容は、「試験官(クライアント)への30分間コーチングの実施」です。不合格の場合、再試験となります。
試験後、全く気持ちの整理がつかず… noteとして公開するかどうかは、一晩寝てから考えるとして、先ずは全部出してみよう、ありのままを綴ってみよう、と思いました。
殆ど寝られなかった一夜を経て、今の自分を受け入れ、前に進むために、思い切って公開することにしました。こんな姿を曝け出すのはいかがなものか！？という気持ちはあるのですが、先日のアシスタント体験を経て、「ありのままを曝け出すことによるインパクト」を実感したのもあります。
以下、口頭試験後6時間ぐらい経った時の状態と、翌朝の気づきです。
口頭試験が終わった後の状態
試験後は、感情も涙も溢れ続けました。
試験のためのコーチングが終わった直後は「茫然自失」。受験生2人のうち、先にコーチングをやったので、もう1人が終わるまで45分ほどありました。先ずはマイコーチに「試験、ダメかもしれません…」とメッセージ。夫にも電話し、「上手くいかなかった…」と伝えました。
その後、完了のためにもう一度zoomを繋いで、試験官2人ともう1人の受験生と私の4人で集まりました。今後に関する連絡事項を聞いた後、完了のための言葉を発する時になっても、言葉が出てきませんでした。
でも、もう1人の受験生のメッセージを聞いていると、涙が溢れてきました。
自分の番になり、絞り出した言葉は、
「ここまで上級コースを全力でやってきて、更にこの3週間はスキルドリルもやりまくり、先週はバランス＆基礎のUS東海岸のコースで6日間アシスタントに入り、万全の状態で臨みました。でも、上手く出来なかったです…」
涙が止まりませんでした。
試験終了後、もう1人の受験生と先日のスキルドリル(コーチ同士の練習会)で顔見知りになっていたので、「ちょっと話せませんか？」とお願いして、ディブリーフィングの時間を取ってもらいました。30分ほど「あの場」を共有した仲間と話せて、随分救われました。
が、その後も涙は止まらず… 右膝のリハビリに行く必要があったけど、涙が溢れてくるので、運転中、YOASOBIのアイドルを大音量でかけて(何故この曲かは置いておいて…)、とにかく何も考えないようにしました。音量を上げすぎて、道行く人々に振り向かれました… 苦笑
なぜこんなに、滝のように涙が出るのか、改めて感じてみると…
今日、ここに来るまで、本当に精一杯やってきた。100%じゃなく、300%ぐらいでやってきた。上級コースで力を尽くし、その後、右膝の手術をして数週間のブランクはあったけど、ここ3週間ぐらいはギアを入れ直して、300%でやってきた。
スキルドリルは全部で9回。「初めまして」のコーアクティブ・コーチの方々からたくさん学ばせもらい、貴重なフィードバックを頂き、それを取り入れてきた。Beingがピッカピカの、本当に素敵なコーアクティブ・コーチとの新しい出会いがたくさんあって、エネルギーもいっぱいチャージできた。
そして、先週のアシスタント体験には、本当に「飛び込んだ」。英語だったし、初のアシスタントだったけど、6日間、リーダー達が「今、この瞬間から創る」ことを見続け、「全てから創る」場に居続けた。レベル3傾聴を6日間意識していたので、レベル3傾聴の筋力が上がった。
体当たりな体験を通して、私のBeingも変化した。
ずっと「完璧じゃないと」「ちゃんとしないと」と思っていたけど、基礎コースでは、「できない自分」を受講生＋リーダーチーム計27人の前に曝け出さざるを得ない状況に置かれた。ミスしまくりで、ダメダメな私… でも、そんな私をそのまま受け入れ、サポートしてくれたリーダーと受講生たち。
お陰で、前半のバランスコースの時は、チャットでミスした自分を恥じていたけど、後半の基礎コースの終わり頃には、ミスした自分を笑えるようになっていた。最終日には「完璧でなくてもOK」って感じられるようになり、完璧主義をちょっと手放せて、Beingが軽やかになった。
そして実際、今週月曜日、火曜日のスキルドリルやコーチングでは、自分の「進化」をはっきりと感じることができた。「出来ることは全部やり切った！」「こんな私なら、きっと大丈夫！」という状態で臨んだ口頭試験だった。
やっと色々手放せた。コーチとして、引っ張ることなく、クライアントさんと自分自身のNCRW(People are Naturally Creative, Resourceful, and Whole)をグッと信じて、今に委ねてダンスする。そんな感覚をやっと掴めた感じがした。
それでも、
今日のコーチングは、難しかった。
上手くいかなかった。
本質的な変化に繋がらなかった。
だから、悲しい。
本当に悲しい。
涙が止まらない…
感じているのは、「無力感」や「悔しさ」というよりも、
『ベストは尽くした』と胸を張って言える！
でも、本番の山に登ったら、
想定していたのよりも、
ずっとずっと難しかった。
だから、打ちのめされた。
まだ足りなかったのかと、まだなのかーーーと、
山の高さに呆然としている感じ、です。
試験中は、「今、この瞬間から創る」を意識した。何度もレベル1になりそうになったけど、そこに気づいて意識をレベル2/3に戻そうとした。指針については、最初は「フルフィルメント」で行ったけど、響きがなかなか見つけられず、半分ぐらいの時点で迷ったけど、「プロセス」に変更することに賭けた。
そこでも詰まったけど、終了間際、1mmぐらいの微細な変化が「見えた」ので、そこはすかさずキャッチして反映した。ラスト、心からの認知も伝えた。でも、手応えを全く感じられないまま、30分のコーチングは終わった…
どうすればよかったんだろう…????
何が足りなかったんだろう!?
ぐるぐると考えているけど、答えは全然見つからなくて、どうすればよかったか、全く分からなくて、今は、前向きな言葉がなにも出てこない。
でも、
Co-Activeの神様は、
「学びが一番学びが深まる道」に
導いてくれているのは確実なので、
「その道をただ進むのみ」
なのでしょう…
結果が出るのは2週間後… 🙏
マイコーチには
「先ずは、ここまで歩んできた自分を褒めちぎって！」
と言われたけど、、、
褒めちぎれない〜。泣泣泣
口頭試験翌朝：辿り着いた場所
一晩経って、3月7日(木)の朝。試験前は全然寝られず、試験が終わったら寝られる〜！と思っていたのに、違う意味でまたまた眠れませんでした。苦笑
昨日の試験が終わってからずっと考えているのは、
「では、どうしたらよかったんだろう？」
「もう1回コーチングをするとしたら、どうする？」
そこが全く見えず、分からないので、ただただ溢れてくる感情…
でも、さっき、ほんの少し前に、
「あ！！！！！
私がダンスをしていたのは、
クライアントさんとではなく、
サボタージュとだったかも！！！！！」
と閃き、そこから一気に思考が進みました。
「そうかそうか、だから『響き』が見つけられなかったのか！」
「あそこで出てきたイメージは、まさに『サボ』だったんだ！」
「としたら、あそこで『サボ』を直接扱っていたら、流れが変わっていたかも」
「事柄ばかりで私が困ってた。私も『サボ』にやられてたんだ…」
「『プロセス』に切り替えず『フルフィル』を貫いて、『サボ』に対応したら、違うコーチングになっていただろうなー」
などなど。
理由が分かって、「どうしたらよかったか」が見えてきたら、ふわーっと視界が開けてきた気がしました。そしたら、悲しさはまだ感じるけど、少しだけ前を向けるような気がしてきました。
ただただ悲しい、も少し変化してきて、
「ここまで全力でやってきたよね」
「よく頑張ったよね」
というセルフコンパッションも湧いてきました。
今回の学び
6日間のアシスタント経験後、今週の月曜日・火曜日にやったスキルドリルでは、コーチ役の時、2回とも『フルフィルメント・コーチング』をやりました。
響きを見つけて、それをどんどん拡げて身体全体で感じて、最大限に拡大してからBeingを感じてもらって、それをDoingに落として、と「お手本みたいなフルフィルだった」「すごく綺麗に習った通りのことをやってた」というフィードバックを貰いました。改善点も「もはやないかも…」「敢えて絞り出すとすると…」という感じで、「あぁ、フルフィルがやっと分かった！」という達成感がありました。
でも、だからだったのかも、と、今、感じています。
コーチはクライアントさんの人生に関わらせてもらう存在。
クライアントさんの人生はだれ一つ同じものはなく、
それぞれ唯一の人生を歩んでいる。
似たようなテーマだとしても、
視点も感じ方も求めていることも人それぞれ。
みんな違う。
なのに試験では、フルフィルの指針を選んだ時点で、「響きを見つけて、それを広げて…」って展開を描いてしまった。だから、その展開に入ってなかったサボタージュが見えなかった。取り扱えなかった。一番意識していたはずの、「Dance in this moment/今、この瞬間から創る」が出来てなかった。
うー、、、めっちゃくちゃヒリヒリする… 泣
でも、これが私の現在地。
これをちゃんと受け入れて、ここから進んでいきたいと思います。
でも、やっぱり痛いし、めっちゃ悲しい。泣
セルフコンパッション、セルフコンパッション… ♾️❤️
To be continued!
感情的な乱文ですが、ここまでお読みいただき、ありがとうございました！
コーチ
藤田琴子
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